坂上忍

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 俳優の坂上忍が、24日放送のNHKの教育バラエティー「ワルイコあつまれ」(火曜・午後11時)に出演。子役時代について語った。

 子供の記者が集まる会見という設定の企画に登場。2歳8か月でデビューし子役を続けていた理由について「お父さんにギャンブル癖があった。借金してでもギャンブルをする人だった」と説明。借金額は「億単位」だったと明かした。

 さらに「中学卒業したくらいから…」と話し出した後「え、こんな生々しい話するの!?」と自らツッコむと「はい」と周囲は催促。「ぶっちゃけ言っちゃうと、中学校の授業終わって家帰ったらチンピラの人が2人くらいいて、忍くんいて。現実の方がドラマぽかったですよね」と振り返った。

 母親は内職、スナック、スーパーの値札貼りとフル回転で働いていたが、家計の状況を察した坂上が「これ以上働いたら(母は)倒れちゃう。兄貴は母親のそばにいてください」と働くことを決意。14歳で設立した個人事務所を元に、17歳頃から懸命に稼いでいたという。

 稼ぎは借金返済に充てられる生活で「なんでこんなに働いてるのにぜいたくができないんだろうとずっと思っていた」と振り返った。当時は「子役をやめたい」が口癖。そのため、完済を知ったら仕事を辞めてしまうと思われたのか、母親から借金完済を知らされたのは、完済から約1年後で、26、7歳の頃だった。