京本政樹が監督、主演を務めた四日市市のPV映像が話題、泉谷しげるも出演

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東京・渋谷の街頭ビジョン「愛ビジョン」で、毎日午後3時4分に流れる、三重県四日市市のシティープロモーション映像(PV)「必見四日市」が話題だ。

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この映像は俳優でシンガー・ソングライターとしても活躍する京本政樹(65)が監督と主演、さらに音楽制作の3役にチャレンジ。映像には親交のある泉谷しげるや女優の風谷南友らが出演している。

 四日市市は三重県最大の都市だが、一方で少子化による人口の減少は避けられない状況だ。専門家は、今後については「やはり地域活性化と魅力創出は喫緊の課題になっているはずです」と指摘する。

 そんな中、京本は「四日市という都市の魅力を最大限に出すことを考えました」とし、その上で「まず時代劇風のPVを考えました。そこで『必殺シリーズ』の『組紐屋の竜』ならぬ『四日市の翔』の登場でした。基本的に両者は伊賀の忍者なのですが、そもそも四日市は東海道五十三次では43番目の宿場として知られているので、時代劇がピッタリとハマるのです。PVの中では、翔が四日市のマスコットキャラクターとして人気の妖怪の男の子『こにゅうどうくん』とともに、四日市の名所を訪ねて歩くものにしています。当然、四日市の伝統的な焼き物の萬古焼も出しています。しかも、市内の至る所にパワースポットがある。そこでパワーストーンを巡っての物語を考えました。泉谷さんが『四日の市』として出演していただいたのもポイントですね」と語った。

まさに京本にとっては渾身(こんしん)のシティープロモーションPVだった。その映像を9月1日から毎日午後3時4分に、時報音に合わせて東京・渋谷の宮益坂下交差点の「渋谷東映プラザビル」壁面にある大型ビジョン「愛ビジョン」で上映を開始したところ、一気に注目度が集まった。

 四日市市の担当者によると、「三重県」「四日市」の頭の数字である「三」と「四」から映像の公開時間を設定したという。PV映像は今後1年間、流れる予定だ。