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 マジック「1」としていたソフトバンクが23日、オリックスに勝ち、4年ぶり22度目(1リーグ時代を含む)のリーグ優勝を決めた。小久保裕紀監督(52)は就任1年目でリーグ制覇となった。

 シーズンを通じてかみ合ってきたベテランと若手がこの試合でも一体となった。初回2死一、二塁から中村晃の右前打で、二塁走者の今宮は捕手・森のタッチに対し、うまく身をよじらせてタッチをかわして生還。逆転を許しても、4回に川村の二塁内野安打、周東の左越え二塁打で逆転に成功した。15安打と全員がつながった。

 小久保監督は笑顔で歓喜の輪に飛び込み、信頼する選手たちの手に体をゆだね、8度、体を持ち上げられた。優勝監督インタビューで「2月のキャンプから、この日のためにチーム全員でやってきたんで、懸命に戦った選手たちに胴上げしてもらえて、本当に最高でした」と感無量の様子。

 「やっぱり勝って決めたいという思いがあったんで、それが実現できて良かったですし、何より、ここ京セラドームで3月29日に開幕し、昨年までの覇者、オリックスに対して、どれだけ我々が戦えるかというスタートを切った中で、やはり3連覇したオリックスがいたからこそ、我々もそこに向かってやれる。そういうシーズンだったんじゃないかと思います」と、この日の対戦相手だったオリックスへの敬意を口にした。

 ネット上では「しっかり王者オリックスをリスペクトした内容で良かった」「小久保さんいいインタビューやった」「相手へのリスペクトも感じられるインタビューで流石としか…」「オリへのリスペクトも感じたし、プロとはなんぞやのくだりとか、聞き入ってしまった」「インタビューまで美」などと絶賛の声が相次いだ。