米航空会社が客室乗務員に「下着」を規定。行き過ぎ? プロフェッショナル?
ホスピタリティ業界では、従業員の身だしなみについて社内で規定を設けるのが一般的。ただ、下着についてまで規定するものなのでしょうか……?
米国に本社を置くデルタ航空は最近、採用者向けに「外見」に関する要件について発表しました。これは、デルタ航空が身だしなみや服装などの見た目について厳格なガイドラインを設けており、同社に入社を希望する人に対してもそれを明らかにしたものです。
その内容は、例えば次のようなもの。
服装
服装はプロフェッショナルなもので、正しく着用すること スカートやワンピースの丈は、膝より長いものを着用すること 男性のユニフォームを着用する場合は、ボタン付きのYシャツにネクタイを着用すること
身だしなみ
髪のカラーリングは自然な色合いにすること。ハイライトや不自然な色合いは不可 目に見える部位にあるタトゥーは認められない。服かウォータープルーフの化粧で隠すこと 鼻ピアスは1個まで可。色はゴールド、シルバー、ホワイトパール、クリーアダイアモンドのみ。その他のボディピアスは不可
この中に「適切な下着を着用し、露出してはならない」という一文が含まれているのです。
同社では「客室乗務員はお客様と最も多くの時間を過ごす、当社の顔である」と述べ、「顧客の体験は、客室乗務員が制服を身に着けた瞬間から始まる」と主張しています。
下着についてまで会社として規定する、このデルタ航空のニュースに対して「信じられない」「非常識」と否定的な意見はあるようですが、「プロとして演出するなら合理的なこと」「とてもプロフェッショナルなことだと思う」という肯定派も。世代によっても受け取り方は異なるかもしれないこのルール。あなたはどう感じますか?
【主な参考記事】
New York Post. Delta pushes strict underwear regulations for flight attendants in eyebrow-raising memo. September 17 2024