【ワシントン時事】米民主党のハリス副大統領(59)は21日、CNNテレビが主催する10月23日の大統領選テレビ討論会への出席を受諾したと発表した。

 これに対し共和党のトランプ前大統領(78)は、一部の州で期日前投票が既に始まっていることを理由に、「遅過ぎる」としてハリス氏を相手にした2回目の討論会への参加を否定した。

 ハリス氏はSNSで「トランプ氏が出席することを願う」と挑発。ハリス氏陣営は声明で、6月にトランプ氏がバイデン大統領と対決した討論会と同じルールや形式で行われるため「トランプ氏には何の問題もないはずだ」と指摘した。

 ハリス、トランプ両氏は9月10日に初のテレビ討論会を実施。米メディア世論調査ではハリス氏が「勝者」と評され、トランプ氏は討論会にはもう応じないと表明していた。11月5日投開票の大統領選が佳境を迎える中、ハリス氏側はトランプ氏の出席拒否を見込み、「臆病者」と印象付けようとしているもようだ。