吉沢恋

写真拡大

 「Xゲーム・千葉大会」(21日、幕張メッセ)

 スケートボード女子ストリート決勝が行われ、パリ五輪金メダルの吉沢恋(ACT SB STORE)は、4位だった。同銀メダルの赤間凛音が3位、今月の世界選手権銅メダルの伊藤美優は、日本人最上位の2位に入った。

 吉沢は1本目から全ての技を成功させて80・33点をマークしたが、2本目は転倒があり点数を伸ばせなかった。「フルメーク(全て成功)で、表彰台に乗れると思ったけど、思ったより点数がでなかった。悔しい」と率直な感想を口にしつつ、五輪後初の国内戦には「1本目から攻めて乗れたので悔いなく終われたかな」と振り返った。

 パリ五輪で金メダルを獲得したことで、取り巻く環境が大きく変化。これまでの競技会に加えて、多くのイベントや会見に出席し、多忙を極めることになった。この日の試合後も疲労困憊(こんぱい)の様子で取材エリアに登場。「今までと(環境が)全部変わって、自分の体が対応できていない。コンディションを管理して万全にしないと」と、五輪女王の宿命を受け止めた。