『トランスフォーマー/ONE』ヒットすれば3部作に ─ 「1本に収まりきらないアイデアがある」とプロデューサー
『トランスフォーマー』シリーズ最新作となるCGアニメ映画『トランスフォーマー/ONE』でプロデューサーを務めるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは、以前に「3部作にするのが自然」といたが、その考えは今も変わらないのだろうか?
2024年9月20日に日米同時公開となった『トランスフォーマー/ONE』は、オプティマス・プライムとメガトロンの若き日を描くオリジン・ストーリー。過去の実写映画シリーズとはつながりを持たず、独自の物語が展開される。米のインタビューに応じたボナヴェンチュラとジョシュ・クーリー監督が、まだ3部作については検討中で、ある条件をクリアする必要があると答えている。
「僕たちにとっては、(3部作が自然という考えは)何も変わっていないと思います。実際のところ、興行収入を上げなければ2作目は制作できません」とボナヴェンチュラ。映画が成功しなければ続編はあり得ないとし、「僕たちは自身に対して、“2本目の映画についてあれこれ考え始めたら、1本の優れた映画を作ることが難しくなってしまう”と言い聞かせました」ともコメント。第1作にフォーカスするよう心がけたという2人だが、1本の映画に収まりきらなかった要素があり、保留にしたアイデアがあったことを認めている。
クーリーは次の物語を思い描かずにはいられなかったそうだ。「この映画のために、その瞬間の物語を考えていましたが、映画製作の最後の年になると、“この物語は、どう自然に発展していくのだろうか?”と思わずにはいられませんでした。だから、いくつかアイデアがあるし、2~3のことについて話し合いました。どうなるかは様子見ですね」。
すでに続編の構想を温めている2人は、以前に述べていた「3部作の構想」に再び言及し、「3部作として意識はしていない」と説明。オプティマス・プライムとメガトロンの友情に何が起きたのかというコンセプトに基づき、2作目や3作目でキャラクター間に起きる出来事を考えており、キャラクターの経験に焦点を当てているとも付け加えた。
監督のクーリーは以前、本作は過去の実写版の「」としていたが、この度ボナベンチュラは、『トランスフォーマー/ONE』と実写版映画『トランスフォーマー』(2007)の間には何億年もの月日が空いているため、語るべきストーリーがたくさんあると述べている。実写版といかに繋がるかは曖昧な部分もあるようだが、『トランスフォーマー/ONE』が興行的に成功すれば、続編では更なる物語が描かれるとみて間違いなさそうだ。
『トランスフォーマー/ONE』は公開中。
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