スポニチ

写真拡大

 兵庫県議会で知事不信任決議が全会一致で可決し、10日以内の辞職・失職か議会解散を迫られている兵庫県の斎藤元彦知事(46)が21日、日本テレビ系「ウェークアップ!」(土曜前8・00)に生出演。キャスターの読売テレビ・中谷しのぶアナウンサーと異例の「対面方式」で進退を含めての現状について話した。

 番組冒頭で出演者を紹介した後、同アナが斎藤知事の出演を告知。そのうえで「出演にあたって、斎藤知事側が1対1での対談形式を希望されました。ウェークアップとしては私が、視聴者の皆さんに代わって疑問を解消していくために受け入れました。この後、斎藤知事にしっかりとお話を伺います」と説明した。

 番組オープニングではコメンテーターとして出演するジャーナリストで千葉大客員教授の岩田明子氏、ゲスト出演の松井一郎元大阪府知事などが席についていたが、知事の登場時には不在に。斎藤知事と中谷アナとの2人きりの空間となった。

 斎藤知事は「改めて県民の皆様に、今の県政に大きなご心配、ご不安、このままで県政大丈夫かという思いを抱かさせてしまっていることに本当に申し訳ないと思います」と謝罪。そのうえで進退を含めての今後については「今、いろいろ考えている状況ですね。先日、不信任決議案が可決されました。これは議会側にとっても大変、重い決断だというふうに思います。それを受けて私自身も、これは私の人生もそうですけど、やはり兵庫県政にとっても大事な局面ですから。少しずつ自分の思いは固まりつつあるんですけど、やはりしっかり考えたいと思っています」と語った。

 問題の経緯や、反省、さらにこれまでの自らの実績など質問答える形で話し、進退については「不信任決議案が成立すると、いずれにしても10日以内に判断しないといけないということですので、私自身も気持ちの方向性は固まりつつありますけども、やはりこれは大事な判断ですから、この3連休も含めてしっかり考えて、できるだけ早くお示しできるようにしたい」と返答。

 どのような形で示すか?の問いに「やはり県庁で、記者の皆様含めた記者会見という形でお示し、発表することが大事だと思います」と話した。