前線や低気圧の影響で、石川県能登地方では断続的に非常に激しい雨が降っています。石川県と金沢地方気象台は、輪島市・珠洲市・穴水町・能登町に土砂災害警戒情報を発表し、厳重に警戒するよう呼びかけています。

前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、石川県は大気の状態が非常に不安定になっていて、能登地方を中心に大雨となっています。

石川県が輪島市上大沢町に設置した雨量計では、午前8時半までの1時間に50ミリの非常に激しい雨を観測しました。

石川県と金沢地方気象台は、土砂災害の危険が高まっているとして、午前7時に輪島市と珠洲市に、午前8時55分に穴水町と能登町に土砂災害警戒情報を発表しました。警戒レベル4に当たる情報で、土砂災害に厳重に警戒してください。

輪島市と珠洲市は、避難指示を発表している地域があります。崖の近くなど、土砂災害が発生しやすい地区にお住まいの方は早めの避難を心がけてください。

前線は22日にかけて南下し、22日は台風14号から変わった温帯低気圧が接近する見込みです。石川県は大気の非常に不安定な状態が続き、22日昼前にかけて雷を伴い断続的に激しい雨が降るでしょう。22日朝までに降る雨の量は、能登地方で150ミリ、加賀地方で50ミリの予想で、その後23日朝までさらに能登地方で80ミリ、加賀地方で50ミリの雨が降るでしょう。

能登地方では22日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の氾濫に、戒してください。また加賀地方でも22日朝から夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。