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 ◇セ・リーグ 中日7―6ヤクルト(2024年9月20日 神宮)

 中日が連敗を3で止め、5位ヤクルトに1厘差に迫った。

 立浪和義監督(55)が18日の阪神戦(バンテリンD)後に退任を電撃表明してから初となる試合で、選手たちが初回から躍動した。

 初回1死、2番・村松が相手先発右腕・サイスニードの投じた外角への初球の直球を捉え今季1号先制弾。続く3番・福永は、右腕が投じた3球目の直球を完璧に捉え左翼席中段に叩き込む2者連続となる今季4号。そして、石川が四球で出塁後に5番・細川が、村松に続き初球の直球を振り抜くと、打球は左中間スタンドに一直線。今季21号2ランでこの回一気に4点を奪った。

 だが今季23度目の先発マウンドに上がった小笠原がピリッとしない。3、4回に1点ずつ返されると、6回には村上に右翼席へ29号2ランを運ばれ、5回0/3を4失点で降板となった。

 だが、気迫あふれる選手たちは同点の7回に、初回に3発を放った村松、福永が連続三塁打で打点を挙げ、細川が適時打を放ち再び3点のリードを奪った。

 異様な雰囲気に包まれた神宮はこのままでは終わらせてくれなかった。7―4で迎えた8回に村上に2打席連発となる30号2ランを浴び1点差まで詰め寄られる。しかし、最後はライデル・マルティネスが1点のリードを守り抜いた。ライデルは今季40セーブ目。5位との直接対決を制し、ゲーム差は「0」に。立浪監督とともに戦う残り8試合、一戦一戦勝利を積み上げていく。