大英産業、今期経常を一転30%減益に下方修正

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 大英産業 <2974> [福証] が9月9日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年9月期の連結経常利益を従来予想の8.1億円→5.6億円(前期は8億円)に29.9%下方修正し、一転して29.6%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.2億円→10.8億円(前年同期は6億円)に18.3%減額し、増益率が2.2倍→80.5%増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第3四半期累計期間(2023年10月1日~2024年6月30日)におきましては、売上、利益共に概ね予想通りに推移いたしました。分譲マンション事業におきましては、当期竣工予定物件の販売は非常に好調に進捗しており、当期売上計上を行う物件の販売は概ね完了しております。しかしながら、当期販売用物件及び仕掛販売用物件の適正化を行うため、戸建事業セグメントにおける、分譲住宅及び土地分譲、中古物件買取再販の価格の改定や値引きを行い利益率が低下したことに加え、当第3四半期後半から、建築原価の高騰や円安の長期化、更には金利上昇リスクなどを背景に、集客数が減少し、販売スピードが鈍化したことにより、当第4四半期での売上高が大きく下振れる見込みとなりました。 また、販売経費におきましては、コスト削減等により通期予測を下回る見込みですが、売上総利益の減少の影響が大きく、営業利益及び経常利益並びに親会社株主に帰属する当期純利益が、前回発表の予想を下回る見通しとなりました。