スーツケースと2匹の猫を連れて、2年前に夫とともに米国からドイツに移住した米国人女性。「憧れの欧州に暮らす」という夢を叶えたわけですが、実際に生活してみると、「これはカルチャーショック!」と思うことがいくつもあったそうです。

↑ドイツと米国の違いは?

 

1: エアコン

ドイツの家のほとんどにはエアコンがなく、ある調査によれば、同国の世帯ではエアコンの普及率が8分の1程度にとどまるとのこと。この米国人女性は最初の家探しの段階でこのことに気づき、「現地のライフスタイルに適応するしかなかった」と話しています。

 

2: 移動手段

マサチューセッツ郊外で育った彼女にとってはクルマ社会が当たり前。でもドイツでは、電車を簡単に利用できて便利さを感じているよう。ドイツの運転免許証も取得しましたが、移住から2年間、運転したことはないそうです。

 

3: 日曜日の営業

ドイツでは、日曜日にほとんどの店が閉まります。観光地やガソリンスタンドなどは例外ですが、この習慣を知らなかったときは「食料の買い出しができず、フードデリバリーサービスを利用するしかなかった」とのこと。

 

4: 賃貸物件のキッチン

ドイツの賃貸の家では、キッチンに何もないのが普通。対照的に、米国では冷蔵庫やオーブン、食器洗い機などが備え付けになっているのが一般的です。そんな空っぽのキッチンを見て「驚いた!」と話しています。

 

5: 現金

ショッピングモールやスーパーなどではクレジットカードもデビットカードも利用できますが、カードの手数料削減やセキュリティ上の懸念から、現金しか対応しないレストランや店もあるのだそうです。

 

6: チップ

米国はどんなことにもチップをプラスする習慣がありますが、ドイツでは、チップを渡すと喜ばれますが、「絶対」というわけではないとのこと。初めて美容院を訪れたとき、20%のチップを払うつもりでいたけれど、スタイリストから「ありがたいけれど、5〜10%が一般的」と諭されたそうです。

 

7: 炭酸水

ドイツでは炭酸水が一般的で、レストランに行くと黙っていても炭酸水が出されるのだとか。この女性いわく、この炭酸水を「氷と一緒に頼んだら米国人という印」なのだそうです。

 

一般的に日本では、欧州と米国を「欧米」と一括りにしがち。でも、現地で暮らす人から見れば、ライフスタイルや価値観が大きく違うのですね。

 

【主な参考記事】

Yahoo! news. I moved from the US to Germany 2 years ago. Here are the 7 biggest culture shocks I’ve experienced. September 4 2024