ドローンで調査した無人島の“英雄伝説”!かつての住人に話を聞くと…島の謎が明らかに
本日9月8日(日)、“無人島アドベンチャー・バラエティ”『ドローンで見にいく謎の島』が放送される。
島国・日本の海上に数多ある無人島。同番組は、気になる島の謎を解明すべく、ドローンで上空からの様子を調査し、聞き込み調査を経て実際に島を探険するという番組だ。
MCを務めるのは、『ポツンと一軒家』で数々の一軒家に秘められた家族の物語を見守ってきた所ジョージ。ゲストに劇団ひとり、生田絵梨花を迎えて、日本の海に漂う無人島に秘められた謎に迫っていく。
今回調査へと向かったのは、日本で島がもっとも多い都道府県である長崎県。なかでも、五島列島の付近は島の密集エリアだ。
その中から気になる無人島らしき島を探し出し、まずは対岸にある最寄りの集落からドローンを飛ばして上空から調査を開始する。
島全体に木々が生い茂っており、今は住んでいる気配がまったくないものの、整備されていたであろう波止場や、船の残骸らしきものが見つかる。
その無人島の名は藪路木島。地元の住人へ聞いてみるが、「よく知らない」という人ばかり。役場で詳しく調べてみても、40〜50年ほど前に島民が島を出てから無人島になったということ以外は記録が残っていないという。
そこで、番組スタッフはドローンオペレーターとともに船に乗り込み、島に近づいて再びドローン調査を敢行。より細やかに藪路木島を調査していく。
すると、現在は人が住んでいる気配がまったくないものの、朽ちた鳥居のようなものが確認できる。さらに、海から続く洞穴があり、中には鍾乳洞のような光景が。
港があり、かつて人が暮らしていた痕跡がたしかに残っている藪路木島。なぜ人がいなくなってしまったのか?
調査を続ける番組スタッフは、藪路木島の元島民へのコンタクトに成功し、直接話を聞けることに。
かつて36軒ほどの家屋があり、島では農業と漁で生活をしていたという84歳の男性。しかし、時代の変化とともに経済的に苦しくなり、若い世代が結婚をして島を出ていくなか、1972年を最後に島民全員が藪路木島を離れたのだという。
その後、藪路木島で暮らしていたというもう一人の男性(80歳)を紹介してもらうとさらなる事実が判明する。
かつて江戸時代の藪路木島には、島民の暮らしを守るため、代官所からのお達しに自らの首と引き換えに不服を申し出、島を救ったとされる中山四右衛門の伝承があり、今も島には「中山四右衛門翁碑」も残されていることもわかった。
実は、その中山四右衛門の伝承を島の長老たちから話を聞き本にまとめ、藪路木島独自の方言集も自費出版したという男性。50年以上前に島を離れて以降、一度も島を訪ねていないことに、また離れてしまったこと自体に大きな後悔を抱き続けていたそうだ。男性が語る藪路木島への想いから、島に秘められた知られざる歴史が紐解かれていく。
そしていよいよ、上陸許可を得たスタッフは、藪路木島に残る石碑を探す調査に乗り出す。ドローンでの映像では、あまりにも木々が生い茂り、島の様子は一切わからない。はたして、男性の語る石碑を見つけられるのだろうか?