ボトルには「WARNING(警告)」のラベル付き。火を吹く黒いドラゴンが描かれ、危険な雰囲気をぷんぷん漂わせているビールがスコットランドにあります。

↑危険な匂いがぷんぷん漂う(画像提供/BEITHIR FIRE/インスタグラム)

 

その名も「BEITHIR FIRE(ベーヒアル・ファイヤー)」。「ベーヒアル」とは、スコットランドに伝わる、毒針を持つという伝説上の未確認生物で、ドラゴンのような生き物のこと。そんな怪しい生き物が火を吹くという恐ろしい飲み物は、スコットランドの88 Breweryが生み出す「世界一アルコール度数が強いビール」をうたう1本です。

 

2か月の醸造期間を経て作られるエールビールに、スコットランドのスピリッツをブレンドして発酵。3度のろ過で不純物を取り除いて、できあがります。

 

アルコール度数は脅威の75%。通常のビールはアルコール度数が3〜5%、焼酎でも20〜25%なので、このビールが恐ろしいほどアルコール度数が高いことがわかるでしょう。そのため、「一度に35ml以上飲まないように」という警告文が、ボトルのラベルに大きく書かれているのです。

 

味わいについて、88 Breweryのウェブサイトでは、「口の中が熱くなり、最初の刺激の後は、ドライフルーツとスモーキーな味がして、麦芽大麦のような後味が続く」と紹介しています。実際に飲んだ人からは「燃えるような味わいがする。舌が麻痺してきた」などのコメントがあり、ボトルに描かれたドラゴンのように火を吹いたように口が熱くなって、味わいを確かめている余裕はないのかもしれません。

 

もともと海外向けの業者からリクエストを受けて特別に作ったというこのビール。その後、どこからかその情報が洩れて、いつの間にか英国や海外から注文を受けるようになったそうです。お酒好きの方はチャレンジャーしてみてはどうでしょう?

 

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【主な参考記事】

Daily Mail. Revealed: The ‘world’s strongest beer’ is brewed in Scotland, costs £45 a bottle… and left one drinker with a ‘numb tongue’. So would YOU try it? September 3 2024