「辞めてくれてよかった」若槻千夏 “円満退社”した事務所内から喜びの声…マネージャーを「本当に使えない」と叱責の“裏の顔”

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8月31日、タレント・若槻千夏(40)がインスタグラムで、所属事務所からの退所と独立を発表した。

01年にグラビアアイドルとしてデビューした若槻。03年ごろからはテレビやラジオへと進出し、バラドルとして人気を集めた。スポーツ紙芸能デスクはこう語る。

「00年に設立した所属事務所にとって、若槻さんは初めてデビューしたタレントでした。そのため事務所のHPでは、若槻さんの写真がいちばん最初に掲載されていました」

事務所が発表した文書には《今後とも若槻千夏への温かいご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます》という一文があり、若槻も周囲には“円満退社”であることを強調しているというが、実情はやや異なるという。

「若槻さんがプロデュースしたキャラクター『クマタン』は、ほかの女性がデザインしたものでした。それにも関わらず、あたかも自分でデザインしたかのように公言しており、大きなトラブルになりかけたことがありました。それを仲介したのも、所属事務所だったのです。

そうした経緯もあって、これまで事務所と若槻さんは蜜月関係とみられていましたが、実は今回の独立について、事務所内部からは“彼女が辞めてくれて本当に良かった”という声も少なからず上がっています」

そう語るのは若槻を古くから知るテレビ局関係者。事務所設立時からの所属タレントである彼女に対して、冷めた思いを抱いていたスタッフたちがいるのはなぜなのだろうか? このテレビ局関係者が続ける。

「理由の一つは、若槻さんに自信過剰な面があるからでしょうか。バラドルやブロガーとして人気絶頂となった彼女は、07年から芸能活動を休止し、アパレル事業に軸足を移しました。

結局、8年後の15年末に芸能界に本格復帰したのですが、その空白期間のうちに事務所内で台頭していたタレントもいたわけです。でも、そうした状況が彼女にとっては面白くなかったようです。

『この事務所は誰のための事務所なの? 誰のおかげでこの事務所があると思っているの?』と言って、周囲を困惑させたのです。

長いブランクのために、テレビ局内では若槻さんに関しては、『もう使えないね』という厳しい評価だったのですが、所属事務所の尽力で復帰が実現したという背景もあったのですが……」

そんな彼女の不機嫌の矢面に立ったのは当時のマネージャーだった。前出のスポーツ紙デスクによれば、若槻は担当マネージャーが次々と代わることでも有名だったという。

「本人にもその自覚はあったのでしょう。21年にバラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演した際、今田耕司さんに『若槻さんはマネージャーさんってずっと一緒?』と聞かれて、『私、芸歴20年以上ですけど、多分30人以上ついてます』と答えて、共演者たちを驚かせていたのです。

今田さんに『だいぶ(マネージャーさんに)キレたな』と指摘され、『キレてないです』と苦笑するシーンもありました」

“30人以上”はバラエティ番組ならではのリップサービスだったかもしれないが、若槻が付き人たちに対して“厳しすぎる言葉”を投げかけることはあったという。前出のテレビ局関係者は次のように証言する。

「彼女の退所を喜んでいるスタッフたちがいるもう一つの理由が、まさに彼女のパワハラともいえる言動でした。

『バカだなお前、本当に使えないな』『そんなんじゃ、辞めたほうがいいな』とマネージャーたちにかなり厳しい言葉を投げかけることも多かったそうです。

若槻さんにとっては要求水準に満たないスタッフを叱責しているつもりなのかもしれません。しかしキツく言われるほうはストレスが募り、“若槻さんの下では働けません”と訴えるようになるケースもあったと聞いています」

■番組内でマネージャーをビンタしたことも

かつてテレビ番組で若槻がマネージャーを平手打ちするシーンが流れたこともあった。

「07年に放映された『Special Quiz Project すくいず!』(テレビ朝日系)というバラエティ番組内で、若槻さんのマネージャーに“ドッキリ”が仕かけられたのです。

マネージャーが、あるゲームをクリアしたら賞品をもらえるという設定でしたが、ゲームへの参加を逡巡しているマネージャーを、若槻さんが『早く(やるって)言えよ!』と怒鳴ってビンタしていたのが衝撃的でした」(前出・スポーツ紙芸能デスク)

デビュー当時から“奔放キャラ”として売ってきた若槻は、最近も番組内の発言で炎上した。

「8月21日放送の『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)で、ロケ中に先輩の大久保佳代子さんを激怒させたエピソードを明かしていました。大久保さんの私物を勝手に開けて怒られたという内容でしたが、ネット上には『大久保さんが怒るのは当然』『非常識』という声が上がったのです。

若槻さんは翌日、インスタグラムで《ふざけすぎてしまい100%私が悪いです》と謝罪コメントを出すことになりました。彼女は“自分の奔放キャラはみんなに認められているから大丈夫”と考えていたのでしょうが……」(前出・テレビ局関係者)

事務所からの独立によって新たなステージに向かう若槻。その背中には、かつての付き人たちの“恨みの視線”も注がれていることに気付いているのだろうか。