シャープ、省エネ性能を高めた4K有機ELアクオス「GQ3」
48型有機ELテレビ「4T-C48GQ3」
シャープは、自発光パネルによる明暗豊かな映像と低消費電力を実現したという4K有機ELテレビ「GQ3」を、9月7日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、48型(4T-C48GQ3)が253,000円前後、55型(4T-C55GQ3)が286,000円前後。
AQUOS OLEDのスタンダードモデル。最大の特徴が、高い省エネ性能。とくにC55GQ3においては、今年6月に発売した2024年モデル「4T-C55GQ1」と比べ、消費電力・年間消費電力ともに2割近い削減を実現している。
55型有機ELテレビ「4T-C55GQ3」
自発光ならではの深い黒と輝きを表現する、4K有機ELパネル(倍速対応)を採用。パネルの発光量を緻密に制御する独自のスパークリングドライブ回路を利用することで、消費電力を抑えながら明暗豊かな映像を実現した。
処理エンジンは、AI高画質/高音質プロセッサーを備える「Medalist S4」。100万通り以上の映像を学習したAIが検知する人の顔や空などのオブジェクト情報と、映画やドラマ、スポーツなどの放送ジャンル情報を合わせ、色彩・明暗・精細感を自動調整する映像モード「AIオート」を搭載。AIオート時は音声も自動で調整するため、ニュースやドラマは人の声がより聞き取りやすく、スポーツであれば臨場感を演出する処理を付加できる。
ほかにも、8Kテレビで培った精細感復元とリアリティ復元技術を応用したアップコンバート、周囲の環境に合わせた輝度・階調レベルに自動調整する環境センシング、ネット動画をクリアな映像で再現するネット動画クリア補正なども搭載する。
HDR規格は、HDR10とHLG、Dolby Visionをサポートする。
48型
搭載するサウンドシステムは「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」。スピーカーネットのないリフレクター構造により、音抜けが良く聞き取りやすいサウンドをダイレクトに放出。さらにネオジウムマグネットを採用したツイーターを前向きに配置して音域を広げることで、豊かな音質を目指した。
スピーカー構成と総合出力は、ツイーター×2、フルレンジ×4の計50W出力。音響補正技術「Eilex PRISM」「VIR Filter」技術や、立体音響Dolby Atmosもサポートする。
様々なアプリやサービスが楽しめるGoogle TVを採用。リモコンのGoogleアシスタントボタンから「OK Google」と話しかければ、アプリの起動から映画の検索や音楽再生、テレビの基本操作まで音声で操作する事ができる。
リモコンには、「Netflix」「Prime Video」「U-NEXT」「hulu」「ABEMA」「FOD」「Net-Vision」「TVer」「YouTube」「Disney+」の全10個のアプリダイレクトボタンを搭載する。シャープ独自のエンタメ・生活情報サポートアプリ「ココロビジョン」のボタンも備える。
別売の外付けUSBカメラを用意すれば、ビデオ通話ができる「Google Meet」アプリをサポート。シャープオリジナルのアプリ「リビングカメラ」では、カメラ映像の上にYouTube映像も同時表示できる。
スマートウォッチや体重計、血圧計などのGoogle Fit対応機器と連携することで、各機器が測定した歩数や心拍数、体重、血圧といった日々の変化をグラフィカルに表示してくれる「AQUOSヘルスビューアー」、放送や動画配信アプリなどの視聴時間をグラフで表示してくれる「AQUOSスクリーンタイム」も搭載する。
BS/CS 4Kチューナーは2基で、地上/BS/110度CSチューナーは3基となっている(ほかの2024年モデルは2基)。HDMI入力は4系統で、うち入力3/4のみ4K120p入力に対応する。左右計約30度に調整できる回転式スタンドを採用する。
側面(48型)
消費電力は、55型が約297W、48型が約236W。年間消費電力は、55型が約151kWh/年、48型が約123kWh/年。
スタンドを含む外形寸法/重量は、55型が122.7×26.3×77.0cm(幅×奥行き×高さ)/約24.5kg、48型が106.9×21.8×68.1cm(同)/約18kg。