歴史学者、渡辺大門氏、前田利家の残酷な所業を暴露「皆殺しだけでなく磔刑や釜茹での刑も」

　渡辺大門氏が自身のYouTubeチャンネルで「前田利家は越前一向一揆を皆殺しにしただけでなく、磔刑や釜茹での刑という残酷な所業を行った。」と題し、前田利家の越前一向一揆攻めについて語った。渡辺氏は「当時の前田利家がいかに残酷な手段を用いたか」を詳細に解説した。

　渡辺氏はまず、織田信長が越前の朝倉義景と近江の浅井長政を滅ぼし、その後に越前を手中に収めた経緯を説明した。そして信長が、朝倉氏の首を骸骨にして宴席に供したことを「これは首に対する敬意かもしれない」と述べたが、それに対する評価は賛否があるとも語った。

　その後、信長により越前の支配を任された桂田長俊が支配に失敗し、越前一向一揆が起こったことを渡説明。「一向一揆勢力は防御線を張り巡らし、信長攻めを警戒していたが、内部での結束に欠けていた」と指摘した。

　前田利家が一向一揆攻めの際に、千人余りの人々を皆殺しにし、生け捕りにした百人の首をはねたというエピソードも紹介。渡辺氏は「利家は、相当な軍功を上げたが、その手段は非常に残酷であった」と強調した。

　さらに、越前の小丸城跡から発見された瓦について、渡辺氏は「瓦には、前田利家の所業を記録するために残された文字が刻まれている」と解説。磔刑や釜茹での刑などが詳細に記述されていたことに驚きを示した。

　動画の最後で渡辺氏は「こうした残酷な行為が前田利家の名声を作ったが、今となっては許されるものではない」と結び、「今後も前田利家や織田信長の戦いについて取り上げる機会を持ちたい」と述べた。また、視聴者にチャンネル登録を呼びかけた。