大和ハウスG・大東建託G・ギガプライズ・Flight PILOTが災害時のドローン活用の協定を佐世保市と締結 高精度位置情報「RTK-GNSS」活用

写真拡大 (全4枚)

株式会社Flight PILOT、大和リビング株式会社とD.U-NET株式会社(二社を併せて「大和ハウスグループ」)、大東建託株式会社と大東建託パートナーズ株式会社(二社を併せて「大東建託グループ」)、株式会社ギガプライズは、佐世保市と「災害時における無人航空機(ドローン)による協力に関する協定(以下「本協定」)」を締結した。災害発生時、ドローンによる被災状況等の迅速な情報収集や調査の実施、及び情報の提供、官民連携の一環として、民間企業との協力による災害時の対応力の強化などを行う。

左より、株式会社ギガプライズ 代表取締役社長 佐藤寿洋氏、 大和リビング株式会社 上席執行役員 櫛田 勝秋氏、佐世保市長 宮島大典氏、株式会社Flight PILOT 代表取締役 川上貴之氏、大東建託パートナーズ株式会社 取締役 川岡誠氏
●協定を締結した背景と目的
大規模な震災、豪雨、台風による河川の氾濫や土砂災害など、自然災害がますます激甚化している。そのような災害時に、人手や機材の不足が課題となることが多く、さらに、道路の寸断や通信の途絶により、対応が遅れるといった状況も発生する。迅速な対応が求められる災害時は、上空から広範囲にわたり災害の現状を把握することができるドローンで情報収集することで、効率的かつ効果的な救助活動や復旧作業の計画立案・実行ができると期待されている。

この協定では、佐世保市内で自然災害や大規模事故などの発生やそのおそれがある場合において、高精度な位置情報の取得が可能な「RTK-GNSSアンテナ」と運航管理システムを利用し、ドローンを遠隔操縦することで、被災状況等の迅速な情報収集、復旧への協力・支援を目的としている。

【本協定の内容】:
協定の名称:
「災害時における無人航空機による協力に関する協定」協定締結日:
2024年8月22日協定の概要:
ドローンによる被災状況等の迅速な情報収集・調査の実施及び情報の提供。官民連携の一環として、民間企業との協力による災害時の対応力の強化など。


●「RTK-GNSSアンテナ」と運航管理システムを利用したドローンの遠隔操縦
「RTK-GNSSアンテナ」は、高精度な位置情報が取得できる「RTK-GNSS」用の通信アンテナ。RTKは「Real-Time Kinematic」の略で、GNSSは「Global Navigation Satellite System」の略称。「RTK-GNSS」は、衛星からの信号をリアルタイムで処理し、数センチメートルの精度で位置情報を提供する。

これにより非常に高い精度で位置を特定することができる。現在では主に測量、農業、自動運転、ドローン運航などで利用されている。