タレントの鈴木福が、8月24日に自身のXなどで、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が米国時間の8月23日に達成した「40-40」の瞬間を、現地のドジャー・スタジアムで観戦したことを報告した。

 大谷の背番号17が入ったレプリカユニホームと、キャップに身を包んだ“ノリノリ”な写真とともに、

《なんと!!! ZIPの取材でロサンゼルスに来ています! 大谷翔平選手の40-40を目の前で観ることができました!!》

 と、喜びをつづった鈴木。「40-40」とは、40本塁打と40盗塁を同一シーズンで達成することで、メジャーリーグでは、バリー・ボンズ氏やアレックス・ロドリゲス氏など、大谷を含めて6人しか達成していない大記録だ。

 本人の投稿にあるように、現在、木曜パーソナリティを務めている朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)の取材で訪れたようだが、この様子にはX上ではこんな声が……。

《あれ? ZIP! って『日テレ』だよね…》

《ZIPは日テレだけど もう大谷選手から許されたのかな?》

《あれ、日本テレビって大谷翔平取材解禁されたの?》

 こうした声の背景にあるのは、7月29日、大谷の新居に関する報道を日本テレビの石沢顕社長が謝罪した件がある。スポーツ紙記者がこう話す。

「5月、大谷選手がロサンゼルスの高級住宅地に約12億円の豪邸を購入したと、現地メディアに報じられました。これを受けて、フジテレビと日本テレビが、自宅の間取りなどを詳細に報じたことで、大谷選手やドジャース側が激怒。

 一部週刊誌などに、日本テレビが取材パスの“凍結”を通達されるなど“出禁”になったと報じられたのです。石沢社長は謝罪した会見内で『取材、放送には影響はない』と説明しましたが、パス凍結については明言を避けました」

 こうしたことから、インターネットユーザーのなかからは、出禁通達された日本テレビの“一味”として、ドジャース戦を観戦した鈴木にガッカリする声や、日テレが取材していることへの疑問が続出しているようだ。

 前出のスポーツ紙記者はこう続ける。

「パスが凍結され、現地クルーが球団へ直接取材をおこなえなくなったそうですが、フジも日テレも、スポーツニュースなどでは大谷選手を取り上げています。

 グラウンドをいっさい映さずに、福くんが試合を観戦する様子を撮るだけなら、問題ないはず。それを考えて“タレントありき”で現地に行くことにしたのでしょう」

 そこまでしないと、大谷の話題を取り上げられないとは、大スターを怒らせた余波は大きすぎたようだ。