取引先の既婚者男性と“ラブホで密会”…職場にバレて「すべてを失った」29歳女性の修羅場
突然不倫相手にさよならを告げられて悲しみに暮れる莉子さん。この後、彼女に身の毛もよだつ展開が待ち受けていることを誰も知る由はなかったのです。
◆元不倫相手と顔を合わせることがなくなって
「周りに不倫がバレていなかったこともあり、とりあえず元の生活へ戻ることにしました。憲一さんは取引先の人間として職場に現れるものの、同僚が対応するようになったので、彼と直接顔を合わせることはなくなったのです。
莉子さんは、自らの不倫を認めて桜さんに謝罪したそう。
「加えて、この場を切り抜けたい一心で『憲一さんには他にも不倫相手がいます』と告げて、少しでも彼女の気をそらそうとしたのですが……。最初こそ『他の女性とも浮気していたなんて……』と驚いていたものの『あなたはあなたでしっかり不倫の代償を払ってもらうわよ』と強い口調で言い放つと、桜さんは一方的に電話を切ってしまいました」
翌日莉子さんが出社すると、職場で憲一さんが待ち伏せしていたのだとか。
「彼は『妻に他の女性とも不倫しているとバラしただろう』『離婚することになったらどうしてくれるんだ』と怒り心頭に発していました。騒ぎになると後々面倒くさいので、どうにか言いくるめて憲一さんには帰ってもらいましたが、悪い流れはここで終わることはありませんでした」
◆元不倫相手が職場に苦情、退職することに
数日後、上司がみんなの前で「取引先の憲一さんから苦情が出ている」と話し始めたそうです。
「二人の不倫は隠した上で、私に誘惑されて困っていると嘘をついたようで。『既婚者に色目を使うなんて』『そんな暇があったらしっかり仕事をしろ』と上司に一喝されて……。これを機に周りから白い目で見られるようになり、職場に居づらくなった私は退職を余儀なくされました」
程なくして莉子さんは元不倫相手の妻の桜さんから慰謝料を請求されたそう。
◆不倫が原因で何もかもなくして
「後に、憲一さんは妻との離婚を回避したと聞きました。一緒に不倫に走ったのに、私にだけ制裁が下るなんて……でも、これも自業自得だと思います。桜さんに慰謝料を払わなければならないけれど、職もなく貯金も底をついてしまって。実家を頼ろうにも『不倫をしてすべてを失った』と両親に言えるはずもないので、今回ばかりは一人で乗り越えるしかありません」
身勝手に不倫に走った莉子さん。相手が既婚者だと知りながら交際していたのだから、それ相応の罰を受けることになっても仕方ないのではないでしょうか。
「人の道を外れた行為は、結果的に身を滅ぼす」と覚えておきましょう。
<文/菜花明芽>
【菜花明芽】
ライター。ゾッとする実録記事を中心に執筆中。カフェでのんびり過ごすことが好き。