スターチャンネルとBSJapanext統合。新BS放送局「BS10」誕生へ
ジャパネットブロードキャスティングは、運営しているBS263ch「BSJapanext」を、2025年1月からBS10chにチャンネルを変更すると同時に、チャンネル名を「BS10(ビーエステン)」にリニューアルする。同チャンネルでは有料放送「スターチャンネル」も継続放送し、同じチャンネルで無料放送と有料放送を行なうハイブリッド運営となる。
BS10ボタンを押すと「BS10」を視聴可能。さらにリモコン操作で「スターチャンネル」に切り替えられる
チャンネル移動後は、BS10ボタンを押すと無料のBS10を視聴可能。有料放送である「スターチャンネル」に加入している場合は、BS10が映っている状態でリモコンの「チャンネル(選局)」の「∧(+)」ボタンを押すとスターチャンネルに切り替えられる。番組表からの選局も可能。同じボタンポジションで無料放送と有料放送を行なうハイブリッド運営は、衛星放送史上初とのこと。
今回のチャンネル変更にあわせ、BS10とスターチャンネルのチャンネルロゴを刷新するほか、BS10のPR大使としてサンリオの人気キャラクター「ポチャッコ」を起用。オリジナル衣装のポチャッコや、各番組への出演など、多方面からチャンネルを盛り上げるという。
BS10はスポーツ番組強化。スターチャンネルは吹替比率を70%に
リニューアルに向けて、BS10では「パネルクイズアタック25Next」の50年企画や、バスケットボール、国内ゴルフ、プロ野球などのスポーツ番組を強化。特にバスケットボールは、ジャンル全体を盛り上げるべく、多彩な情報満載の応援番組も放送するという。
今年買収したスターチャンネルでは「スターチャンネル3」で放送していた吹替専門チャンネルの系譜を引き継ぎ、新スターチャンネルでも吹替コンテンツを多数放送。日本語吹替比率を30%から70%まで引き上げる。
毎週視聴者からのリクエスト作品を放送するコーナーも新設。「観たい映画」に加え、「吹替で観たい映画&吹替してほしい声優」も募集して“オリジナル吹替版”を制作・放送する。そのほか、ハリウッドジャースタジオのヒット作品も毎週放送。
そのほか両チャンネル共通の施策として映画番組を強化。メジャー作品・厳選作品・リクエスト作品・懐かしの作品など番組ごとにカラーを定め、公式アプリ「つながるジャパネット」を通して“視聴者とつながる”をコンセプトに自社制作する。番組のメインMCには「大御所俳優の方も起用予定」とのこと。
ジャパネットブロードキャスティングの佐藤崇充社長執行役員は「BSJapanext(BS263ch)はテレビリモコンでザッピングいただける環境になく、EPG(電子番組表)を開いて選択することでしか視聴できないジレンマを抱えながら、開局からの2年間色々な施策を重ねてまいりました」とコメント。
続けて「衛星放送の歴史の中で前例が無い取り組みとなりますが、BS10ボタンに新しい旗を立て、無料と有料の2チャンネル運営を通じてシナジーを生み出し、これまで以上に視聴者の皆様に愛され必要とされる放送局を目指してまいります」としている。
株式会社ジャパネットブロードキャスティング 社長執行役員 佐藤 崇充コメントBSJapanextは、2022年に開局し3年目を迎える無料のBS放送局です。世の中に埋もれている良いモノや考え方、スポーツやエンターテインメント等のコンテンツ、地域の魅力を広めていくことで、社会に貢献していく放送局を目指しています。来年番組開始50年を迎える「パネルクイズ アタック25 Next」やNHKで30年以上放送されてきた「PGAツアー」中継を中心としたゴルフ番組編成、麻雀プロリーグのMリーグへの参入や旅番組、公式アプリで視聴者と双方向でつながる番組など、さまざまな番組にチャレンジしています。
さらに、今年6月東北新社からスター・チャンネルを友好的にM&Aを実施し、チャンネルも承継しました。スターチャンネルはBS10chでハリウッド映画からクラシック映画、日本未公開作品等、映画&ドラマが好きな全ての人のための日本初の映画専門有料チャンネルです。充実のラインナップを有し、視聴者の皆様から広く支持されています。
一方、BSJapanext(BS263ch)はテレビリモコンでザッピングいただける環境になく、EPG(電子番組表)を開いて選択することでしか視聴できないジレンマを抱えながら、開局からの2年間色々な施策を重ねてまいりました。
この度、BSJapanextをより多くの方に届けたい、ジャパネットグループの強みを活かしスターチャンネルを磨き、伝え広げていきたいという想いから、チャンネルポジションの変更を決断いたしました。関係各所の皆様のお力添えをいただき、2025年1月に無料放送のBSJapanextをBS10ボタンにチャンネルポジションを変更し、チャンネル名も「BS10(ビーエステン)」にリニューアルいたします。
衛星放送の歴史の中で前例が無い取り組みとなりますが、BS10ボタンに新しい旗を立て、無料と有料の2チャンネル運営を通じてシナジーを生み出し、これまで以上に視聴者の皆様に愛され必要とされる放送局を目指してまいります。