京都で活躍するラファエル・エリアス【写真はクラブ公式サイトのスクリーンショットです】

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京都FWラファエル・エリアスが黒部光昭氏以来のハットトリック達成

 京都サンガF.C.は8月17日、J1リーグ第27節でセレッソ大阪との対戦で大量5ゴールを挙げ勝利した。

 追い上げられる終盤の反省点もあったものの、最大のハイライトは新助っ人FWのハットトリック。クラブにとって、J1では21年ぶりの歴史的な記録となっている。

 アウェーに乗り込んだ京都は、今夏加入のブラジル人FWラファエル・エリアスが前半12分に自らのボール奪取から得点。FW原大智、DF福田心之助の追加点で幸先よく3点のリードを奪う。

 1点を返され迎えた後半11分にはラファエル・エリアスがクロスに頭で合わせ再び点差を広げると、その8分後には再び助っ人FWが得点を決めハットトリックを達成した。終盤に2失点をしたものの、京都は5-3で上位のC大阪を破り、降格圏を脱している。

 現在リーグ16位の京都。データ会社「オプタ」公式X(旧ツイッター)によると、クラブのJ1でのハットトリック達成は2003年9月の元日本代表FW黒部光昭氏以来だという。また当時の対戦相手もC大阪だった。

 約21年ぶりのJ1ハットトリック達成は大きな注目を集め、ファンからは「なんと!クロベェ以来か!」「今シーズン歴史変えてる」「マジか!」「懐かしい」といった驚きの声が届く。また、「2003年って降格したシーズンやん!」「ちょっと不吉…いや、歴史は繰り返させん!」と、最下位でJ2降格の経験をしたシーズンでもあったことに触れるファンもいた。

 者貴裁監督が率いるチームは24日、次節でFC東京と対戦予定。後半戦で上昇し始めた京都が、歴史的快挙の助っ人FWを筆頭にさらなる躍進を目指している。(FOOTBALL ZONE編集部)