なでしこジャパンは惜しくも0-1で敗戦【写真:早草紀子】

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日本は準々決勝でアメリカに0-1で敗戦

 池田太監督率いるなでしこジャパン(日本女子代表)は、現地時間8月3日に行われたパリ五輪の女子サッカー準々決勝でアメリカに延長戦の末に0-1で敗れ、2大会連続のベスト8敗退に終わった。

 英メディアは「このチームはもっといい結果を出す力を持っている」と、日本にとってベスト8は不本意な結果だったと伝えた。

 両チーム得点を奪えないまま延長戦にまでもつれ込んだ試合を分けたのは、わずか1ゴールの差だった。延長前半終了間際、アメリカは右サイドのFWトリニティ・ロッドマンが中央へ切れ込み、左足で強烈なシュートをゴール左上隅に叩き込んだ。

 これが決勝点となり、3大会ぶりの金メダル獲得を目指すアメリカが準決勝へと駒を進め、日本は自国開催だった前回の東京五輪に続き、またもベスト8の壁を越えることができなかった。

 英紙「ガーディアン」は、試合の総評として「日本は危険なプレーを見せることができなかった。枠内シュートは1本だけで(アメリカのGK)アリッサ・ネイヤーを苦しめることができなかった」と、この試合の日本はアメリカに脅威を与えることができなかったと評価。その一方でアメリカについては「(アメリカの監督)エマ・ヘイズは上手くやった。トリニティ・ロッドマンをピッチに残し、それが報われた。ベンチの選手ではあのポジションからゴールを決めることはできなかった」と指揮官の采配と、苦しい時間帯にゴールを決めきる力を持っていたロッドマンの活躍を称賛した。

 しかし、それと同時に「日本にとっては少し残念な結果だ。このチームはよりいい結果を出す力を持っている」と、なでしこジャパンにはベスト8以上に勝ち進むポテンシャルがあったとも評価していた。(FOOTBALL ZONE編集部)