北京冬季五輪、フィギュアスケート団体。表彰式で金メダル獲得を喜ぶロシア五輪委員会(ROC)の選手(2022年2月7日撮影)。(c)SEBASTIEN BOZON / AFP

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【AFP=時事】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は25日、北京冬季五輪フィギュアスケート団体の金メダルを求めていたロシア五輪委員会(ROC)の異議申し立てを棄却したと発表した。

 ロシアは2022年に開催された北京五輪のフィギュアスケート団体で金メダルに輝いたが、優勝に大きく貢献した当時15歳のカミラ・ワリエワ(Kamila Valieva)のドーピング違反が発覚したことにより、同選手のポイントが剥奪されて銅メダルに降格となり、CASに不服を唱えていた。

 ワリエワは2021年12月25日に行われたロシア選手権(Rostelecom Russian Nationals 2021)の検査で、狭心症の治療薬である一方で禁止薬物に指定されているトリメタジジン(Trimetazidine)に陽性反応を示し、4年間の出場停止処分を科された。

 CASは、裁定委員会が審議の上で、「当該五輪のフィギュアスケート団体におけるワリエワの失格は正しいものであり、ROCのフィギュアスケート団体チームは金メダルを授与されないと結論づけた」と説明した。

 これで同種目は米国が金メダル、日本が銀メダルに繰り上がることになったが、4位に終わったカナダが銅メダルを求めてCASに提訴しており、最終的な表彰台の順位はまだ確定していない。

【翻訳編集】AFPBB News

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