小倉1800mに強い騎手や産駒は? 中京記念の舞台の特徴おさらい
今年の中京記念(3歳上・GIII・芝1800m)は、阪神競馬場のスタンド改修工事による開催日程の変更により、小倉芝1800mが舞台となる。本来の舞台である中京芝1600mとは、全く異なる舞台。それだけに過去の傾向は参考にできない。ここで小倉芝1800mの特徴をおさらいしたい。
スタンド前のスタートで、1角までは約270mと短め。それだけに前掲ラップになることが多いが、前が止まりやすいかというと決してそんなことはない。そこは小回り、少々締まった流れでも逃げ先行決着がある。要はトラックバイアス次第だ。
19年以降の2勝クラス以上の全51鞍を振り返ると、枠順の有利不利はなし。多頭数に限定しても、目立った傾向はない。ジョッキーでは松若騎手に注目。1番人気に騎乗したことがないにもかかわらず、[4-4-3-16]の好成績。回収率は単複ともに100%を超えている。中京記念にはアナゴサンで参戦する。種牡馬ではエピファネイア産駒が[5-4-3-14]と安定感あり。また、ハーツクライ産駒は[2-4-6-24]とアベレージこそ並だが、人気薄の好走が目立つ。今回は前者がエピファニー、セルバーグ、ワールドリバイバルの3頭、後者がカテドラルの1頭となっている。
先週の小倉芝を振り返ると、極端な脚質の有利不利はなく、展開によるところが大きかった。それだけに読みづらいところはあるが、前残りならアナゴサン、逆に差し決着ならカテドラルを穴候補になりそうだ。