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モデナ発、7月1日

マセラティは、イタリアワインの名門「アンティノリ」が手掛ける世界で最も影響力のある赤ワインのひとつ、「ティニャネロ」の50周年を記念し、「グランカブリオ・フォルゴレ」をティニャネロのイメージに合わせてカスタマイズした。

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このモデルはフォーリセリエ(オーナーがカスタマイズを通じて個性を表現するプログラム)、「グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ」として発表される。


マセラティ・グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ

マルケージ・アンティノリのために特別に製作されたこのワンオフモデルは、7月14日にカリフォルニアで開催されるフェスティバル・ナパ・ヴァレーのアーツ・フォー・オール・ガラ(アメリカ有数の芸術チャリティ・イベント)でオークションにかけられるという。(グランカブリオ・フォルゴレは日本では未発売)

今回のコラボレーションはマセラティ・ブランドの110周年を記念するモデルでもあり、600年以上の歴史と伝統を誇るイタリアの名門ワイナリー、マルケージ・アンティノリが生み出した「ティニャネロ」は、確立されたアイデンティティと革新的な感性を持ち、イタリアのワイナリーを世界トップクラスへと押し上げた。まさにこの「ティニャネロ」は、マセラティの感性と情熱を体現していると彼らは言う。

このモデルは、ティニャネロのルーツであるブドウ畑からインスピレーションを受け、ワインが製造されるセラーや、ティニャネロのラベルは、半世紀もの間変わることがなく、ブランドが誕生してから現在に至るまでブランドの象徴として使用されている。

マセラティは、マルケージ・アンティノリが手掛けるティニャネロを象徴するモデルを製作するため、色彩、陰影、革新的な素材、洗練された職人技を駆使したディテールを通じて、フィレンツェのワイン生産者一族へのオマージュを込めたと語る。

このようにして「グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ」は、名高いティニャネロのブドウ畑と、このワインの50周年への敬意を表すに至った。

グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ

エクステリアは、テッラ・ディ・ティニャネロのブドウ畑の土壌にインスパイアされた赤茶色で、ティニャネロの特徴的なワイン樽の色を彷彿とさせる赤に、トーンが落ち着いた赤紫のバーガンディ色を加え暖かみがある色となる。

さらに、艶のあるメタリックな高級感のある格調高い色に仕上がっており、タイヤのリムとブレーキキャリパーはそれぞれマットブラックと光沢のあるブラック、エンブレムはコッパーカラーで、ツヤのある背景にブロンズのマセラティのロゴが施され、ソフトトップの布地もブラックとなっているという。


マセラティ・グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ

この車で最も象徴的なのは、マセラティとティニャネロの特徴である伝統、革新、クラフトマンシップを融合させたインテリアであり、シートには、ブドウから生まれるヴィーガンレザーである「ヴェジェア」を使用し、複数の素材を使ったシルバーとバーガンディのリブ編みで仕上げられている。

これらは、ティニャネロの丘に連なるブドウの木々を想起させ、見た目も手触りもリアルレザーのようなこのファブリックは、マセラティで初めて採用された。

その他にも、オーク樽に焼き付けられた印字を彷彿させるように、ダークブライアの木にレーザー加工を施し、パネルには、ティニャネロのロゴ、ヘッドレストには、エレガントな刺繍でマセラティのトライデントと、ボトルのラベルに描かれてきたティニャネロの象徴のひとつである太陽を組み合わせたものが施された。

同じシンボルが中央のフロアトンネルにレーザーで描かれ、1971-2021の日付が添えられており、これは、このワインが市場に出てから50年になることを表しているという。

各界のコメント

クラウス・ブッセ(マセラティ・ヘッドデザイナー)

「マルケージ・アンティノリとのコラボレーションは、マセラティ・フォーリセリエのカスタマイズプログラムの要であるオーダーメイド生産の真髄を体現する機会を与えてくれました。

このプログラムは、卓越したワインがお客様を特別な気持ちにすることができるように、オーダーメイドで制作するフォーリセリエも崇高で比類ない特別なドライビング体験を創造します。イタリアの魅力を語ることは、私たちの誇りであり、オーダーメイドで絶対的なこだわりと唯一無二のものを生み出すことを目指す私たちの仕事への刺激となっています」と述べた。

ピエロ・アンティノリ


マセラティ・グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ

「より高い品質を見出すために、絶え間ない挑戦、向上への執念、常に自問自答し続けること。これらは、メイド・イン・イタリーの象徴として世界的に認められているブランド、マセラティとのコラボレーションの礎となっています。

コラボレーションした特別モデルは、ティニャネロの50周年記念にインスパイアされた唯一無二のモデルであり、私たちのワインのように、素晴らしいアイデンティティを持つ車です。また、これは私たちのファミリーにとって非常に誇らしい取り組みです。

なぜならこの特別な「グランカブリオ・フォルゴレ」は、フェスティバル・ナパ・ヴァレーの2024年アーツ・フォー・オール・ガラでオークションにかけられ、その収益金はチャリティに寄付されるからです」と語る。

マセラティ初のフルEVコンバーチブル「グランカブリオ・フォルゴレ」は、パフォーマンス、快適性、スタイル、エレガンスさを備えた最新モデルで、フォーミュラEに基づく最先端の技術によって開発された800Vバッテリーシステムを搭載し、卓越したパフォーマンスを提供すると発表されている。

また、マセラティ「グランカブリオ」には、ソフトトップによって実現された居住性の高い4つの座席が備えられており、さらに、外の気温が下がっていても屋根を開けたまま走行できるネックウォーマーや、座席内の乱気流を抑えるウィンドストッパーなど、革新的なシステムやディテールを備えた。