これが本当のコスパですよ。AVIOTの全部入りイヤホン＆120時間使えるヘッドホンは、迷わず両方いけるレベル

2024年6月28日 11時0分

ギズモード・ジャパン

みんなの感想は？

気がついたら何年も愛用してる、そんな製品になりうる。

ワイヤレスイヤホンやヘッドホンが当たり前化してきた昨今、皆さんはどんな基準でイヤホンorヘッドホンを選んでいますか？

音質、デザイン、バッテリーなどなど、様々なニーズがあるでしょう。ここでコスパを挙げる人も少なくないと思いますが、このコスパって言葉に僕はちょっと言いたいことがある。

そのコスパ、本当の意味で「コストとパフォーマンスの両立」ができているのかい…？

まぁこれは色んな製品にも言えるテーマだとは思います。そんななか、日本発のオーディオブランドのAVIOT（アビオット）が手掛けるワイヤレスイヤホン「TE-W1」およびワイヤレスヘッドホン「WA-V1」。この2機種は、文字通りの意味でコスパに優れているなと感じまして。ちょっと語らせてください。

フラッグシップで培った技術、惜しみなく投入したイヤホン

まずワイヤレスイヤホン「TE-W1」から見ていきましょう。こちら、価格は1万5950円（税込）なんですが、初めて聞いた時は「この値段でこの音、良いじゃん！」と感じたのを覚えています。

価格帯はイヤホンの中ではミドルクラスといったところ。しかし、4万円近いAVIOTのフラッグシップモデルに搭載された技術をベースにした新開発のドライバーが採用されているんです。

2基のダイナミックドライバーが織りなす「コアキシャル3Dシステム」。複数のドライバーが分担することで高音と低音それぞれの音質をよくしています。また、2つのドライバーを一直線に並べることで、ドライバーを並べたときの音の不自然さを抑えています。このシステムは高級スピーカーにも採用されているもので、出てくる音のズレの少なさが心地良い音を生み出します。この価格帯でこれを採用しているのはアツいですね。

他にも、ノズルにはクリアな音を鳴らすために金属を採用したり（一般には樹脂素材が多い）、ハイレゾ品質の高サンプリングレートを実現するLDACコーデックを採用したり。音の入口から出口まで、高品質を追求しているのが見て取れます。

でも、個人的に推したいポイントは、ダックテール形状と呼ばれるイヤホンの出っ張った部分。この部分が耳に引っかかることで、フィット感がとても良いんです。イヤホンって装着する場所がズレると聴き応えも変わってしまうんですが、ダックテールのおかげで定位置が決まりやすく、歩きながら装着しても良い位置にスっと来てくれますね。

ノイキャンも防水もマルチポイントも。機能もデザインも全部盛り

音質やフィット感といった、イヤホンの最重要項目とも呼べる部分に関しては文句なしの性能の「TE-W1」。ではデザインや他の機能はどうなのかというと、こちらも驚きの充実っぷり。

AVIOTが積み重ねてきた金属蒸着技術もワンランクアップ。高級さが垣間見える佇まいで、正直1万円台には見えない。

アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング搭載、立体音響効果のある3Dスペーシアルオーディオモード対応、マルチポイント、ワイヤレス充電や装着検知機能、それからIPX4相当の防水性能も完備。この充実っぷりは、もはやフラッグシップモデルと大差なくないですか？

イヤーピースも6種類あり、肌に優しい医療用グレードのシリコンを採用。AI技術を活用したクリアな通話機能のおかげで、オンライン会議の相棒としても活躍してくれますよ。

イヤホン単体でのバッテリー時間は16時間。ケース充電込みで50時間と、ワイヤレスイヤホンとしては長寿と呼べるバッテリー持ち時間も見逃せない特徴でしょう。充電の回数も少なくできるし、いつだって音楽に手を伸ばすことができます。

所有欲を刺激する、上品で美しいヘッドホン

お次はワイヤレスヘッドホン「WA-V1」の魅力を語っていきましょう。こちらの価格は1万4850円（税込）で、ワイヤレスヘッドホンとしては比較的お手頃なライン。

個人的に、このヘッドホンはデザインや質感がお気に入り。率直にいうと「価格に対して高級感があるな」といった見た目で、イヤーパッドのフカフカ感やハウジングの金属感は所有欲を刺激してくれます。

専用設計の40mmダイナミックドライバーは、ドライバーを収容するハウジングを二重構造にすることで音響部のスペースを隔離。音響スペースと電子回路のスペースを区切ることで、ノイズの低減に成功しました。特に女性ボーカルのクリアさが印象的で、どんどん次の曲が聞きたくなりますね。もちろんハイレゾ品質のLDACコーデックにも対応しています。

カラバリが4色と豊富なのも嬉しい点で、特にカーキはヘッドホンとしてはあまり見かけない印象的なカラーリング。ブラックやネイビー、ホワイトといった定番色も押さえてあります。

業界でも異例の120時間バッテリーで、常に音楽のある生活を

そんな「WA-V1」の最大の目玉ともいえる要素が、バッテリーの持ち時間です。その時間は、なんと120時間。

…え、120時間？ 120時間って5日間ですよ？平日毎日音楽聞いても充電がいらないってこと!?

これだけブルジョワなバッテリー容量を積んだワイヤレスヘッドホン、僕は他に知りません。急速充電にも対応し、10分の充電で11時間も使えます。旅行に持っていっても充電無しで過ごせるでしょうし、バッテリーストレスを極限まで減らしたヘッドホンといえるでしょう。しかも、ワイヤレスヘッドホンにはぜひとも欲しい、折りたたみ機能を持っているのも理解度が高いッ。

アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング搭載、マルチポイント、AIを活用したクリアな通話音声といった機能面も充実。遅延を抑えるゲーミングモードにも対応するほか、3.5mmステレオミニプラグケーブルによる有線接続にも対応しています。PCに繋いでゲームや映画などのエンタメ用途に使いつつ、外ではワイヤレスに楽しめる。つぶしが効くヘッドホン、皆さんもお好きでしょう？

凛として時雨のピエール中野による限定モデルも

「TE-W1」と「WA-V1」は、どちらもロックバンド「凛として時雨」のドラマー・ピエール中野さんコラボの限定モデル「TE-W1-PNK」「WA-V1-PNK」が用意されています。

主な違いは、デザイン（イヤホンの場合はケースとイヤホン本体の両方）とチューニング。イヤホンにはセミハードケースが付属し、ヘッドホンにはデスクフックとナイロン編みの絡みにくいケーブルを採用した3.5mmステレオミニプラグが付属します。どちらもありがたいオプションです。

また、ボイスガイダンスに声優の日高のり子さんが採用されているのもコラボモデルならでは。日高さんはアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』のドミネーターのナレーションを担当しており、凛として時雨は『PSYCHO-PASS サイコパス』のOPでおなじみ。同作やAVIOTのファンにとってはニヤリとできるつながりでしょう。

少し気になったら、もう買っても良い。それくらいコスパが◎

今回のワイヤレスイヤホン「TE-W1」とワイヤレスヘッドホン「WA-V1」、個人的には「この価格でこの性能なら、迷わず買ってしまっていいな」と思っています。価格に対してとーっても多機能だし、使われている技術はフラッグシップモデルをベースにしたものだし、デザイン面でもサウンド面でも高い満足感がありました。なんなら両方一緒に買ってもいいと思います（コンパニオンアプリや音質の統一が取れるというメリットも）。

コスパ系のアイテムって所有欲がいまひとつというか、「もう一押し欲しい」って気持ち、ありません？その点で「TE-W1」と「WA-V1」は、使っていてワクワクするんですよ。それはデザインや音質はもちろん、この価格でこれだけ満足しちゃったというお買い物上手な自分が嬉しくなっちゃうんですよね。

本当の意味で、コストとパフォーマンスに満足できるAVIOTのイヤホン＆ヘッドホン。「TE-W1」および「WA-V1」は、耳もお財布も満足させてくれる逸品ですよ。