「アスリートの悩みを解決するスポーツウェア」東レがプーマ、サニブラウンとの協業コレクションを発表
東レが、「プーマ(PUMA)」と陸上短距離選手のサニブラウン・アブデル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown)との共同開発によるコレクション「HSBDAWN」を発表した。6月15日から、プーマ公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う。
サニブラウンは、2019年6月に全米大学陸上選手権男子100メートル決勝で9秒97の日本記録を樹立。その後の世界ユース大会では、男子200メートルで当時の世界記録保持者 ウサイン・ボルト(Usain Bolt)の記録を破り優勝した。東レは、世界の陸上競技短距離走でトップを目指すサニブラウンの姿勢に強く共感し、昨年4月にグローバルパートナーシップ契約を締結。ウェアの素材開発をはじめ、様々な取り組みを行っている。
コラボコレクションは、コンセプト「Make Sanibrown Faster」を軸に、東レとプーマ、サニブラウンが協議を重ね製作。常に挑戦を続ける同選手をイメージした特別ロゴをあしらった8型を展開し、トレーニングシャツやパンツ、タイツなどを揃える。日常の練習やレースでの悩み、アスリートが求める動きやすさや着心地、汗やUV対策といったニーズに着目し、東レの高機能素材を使用したほか、一部ウェアにはリサイクル素材を採用した。
サニブラウンは、5月に開催される「セイコーゴールデングランプリ陸上 2024」で同コラボウェアの着用をスタートし、今夏のパリ五輪でも着用を予定している。「アスリートの全ての悩みを解決するような特別なスポーツウェアを開発していただけたと思います。結果を出すためにはメンタルが非常に重要なので、今回のコラボウェアを着用することで、より高いパフォーマンスを発揮できると確信しています」とコメント。パリ五輪に向けては、「特別な大会ではありますが、気負いすぎずいつも通りの走りを見せられたらと思います」と意気込みを語った。
現在、東レとプーマは、サニブラウンとの取り組みの一環として、シューズの開発にも着手しているという。