危険なガストーチを購入しないよう、要注意(画像はイメージ)

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 あぶり料理を作るときやバーベキューの際に、携帯型ガスボンベ付きの「ガストーチ」が使われることがあります。そんな中、経済産業省製品事故対策室(以下、経産省)が、安全性に問題があるガストーチを使用しないよう、Xの公式アカウントで注意を呼び掛けています。

販売者の連絡先が記載されていない製品はNG

 経産省は、安全性に疑いのあるガストーチを使用した場合、「手元まで大きな炎に包まれる」「大きな炎が消せない状態になる」など、やけどや火災の危険性があると説明。危険な製品を使わないよう、注意を呼び掛けています。

 経産省は、危険なガストーチとして、次のような製品を挙げています。

(1)使うカセットボンベが指定されていない
・ガストーチとガスボンベがぴったりとはまり合わないと、ガス漏れする危険性がある。
・ガスの成分がガストーチに合わないと、異常燃焼する危険性がある。
⇒ガストーチと接続するカセットボンベは指定されているもの同士でなければならない。

(2)使い方が理解できる取扱説明書が付いていない
・ガストーチの性能と扱い方は、メーカー・機種によって大きな違いがある。
・使い方と取り扱い上の注意が正確に理解できる取扱説明書が必要。

(3)万一事故が起きたときに対応してくれる国内の連絡先電話番号が分からない
・ガストーチの事故が多発しており、万一事故が起きたときに、連絡する会社名とつながる電話番号が必要。

・連絡先が不明な場合、被害の補償を受けられず、甚大な損害を被る可能性がある。

 経産省は「バッテリー製品の他にガストーチ もインターネット通販で販売されている製品の中で多く事故が発生しているものの一つです」とXで説明。

 その上で「あぶり料理や BBQ(バーベキュー)をする方にとっては便利ですが、販売者の連絡先が不明なものなどは購入の際に注意してください」と注意を呼び掛けています。