「Cadenza 4」

ナイコムは、LETSHUOERより、10mm径ダイナミックドライバーと2社のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを組み合わせたハイブリッドイヤフォン「Cadenza 4」を、4月26日に発売する。価格は42,000円。

合計3つのドライバーを搭載した有線イヤフォン。ダイナミックドライバーは、同ブランドの上位モデルでも採用されている10mm径のベリリウムコーティング振動板を搭載したもの。軽く、薄く、剛性が高く、音の伝導性にも優れているベリリウムの物質的性質を活用し、「非線形歪みを明らかに減少しながら、応答速度を大幅に向上させている。ナチュラルで美しく、明確で正確な音を表現している」という。

BAドライバーは、Sonion製のものを1基、Knowles製のものを2基搭載し、音の情報量と解像度を高めている。3基のドライバーがそれぞれの強みを活かすことで、音の細部まで正確に捉えるとのこと。

3本の物理音響管と電子4ウェイクロスオーバーと組み合わせており、50μmサイズの3Dプリント音響管により、正確でスムーズで一貫したサウンドを実現。4ウェイ電子クロスオーバーにより、周波数分布の正確な制御が可能となり、位相誤差を大幅に減少させている。

筐体はフラッグシップモデル「Cadenza 12」の設計を踏襲し、Heygearと協力して開発。軽量で長時間のリスニングでも快適で、耐久性も確保されている。フェイスプレートはマット仕上げで、CNCアルミニウム合金素材が使われている。

4芯392本の高純度銀メッキ単結晶銅ケーブルが付属。プラグ交換式で、3.5mmステレオミニ、2.5mmバランス、4.4mmバランスに交換できる。形状はいずれもL字型。イヤフォン側コネクターは0.78mm 2ピン。長さは約1.2m。

再生周波数帯域は20Hz～40kHz、インピーダンスは15Ω、感度は102dB@1kHz。ハイレゾオーディオ認証も取得している。ケーブル・プラグを含めた重さは約40g。2種類のシリコンイヤーピース(S/M/L 各2ペア)、キャリーケースなどが付属する。