ブラジルの銀行(2012年9月18日撮影、資料写真)。(c)VANDERLEI ALMEIDA / AFP

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【AFP=時事】ブラジル警察は、高齢男性の遺体を車いすに乗せて銀行を訪れ、男性名義で融資を受けようとした女を逮捕した。

 事件は16日、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の銀行で発生。女は男性を乗せた車いすを押して来店し、男性名義で融資を申し込んだが、不審に思った行員が緊急通報した。

 警察によれば、現場に到着した救急隊員が、男性の死亡を確認した。

 リオ西部バング(Bangu)地区の警察は、詐欺による窃盗未遂と遺体を冒涜(ぼうとく)した容疑で女を逮捕したという。

 男性が死亡した経緯と日時については捜査が進められている。

 現地メディアによれば、女は68歳の男性のめいを名乗り、男性名義で1万7000レアル(約50万円)の融資を受けようとした。

 捜査主任のファビオ・ルイス氏はニュースサイトG1に対し、「(容疑者の)女は男性が融資申込書に署名しているように見せ掛けようとした」「だが、男性は銀行に入った時、既に死亡していた」と述べた。

 女は、容疑を否認している。

翻訳編集】AFPBB News

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