新FPVドローン「DJI Avata 2」

DJIは、新FPVドローン「DJI Avata 2」を発表した。前モデルをベースに再設計し、簡単なフリップ、ロール、ドリフト操作に対応。「誰でも、まるでプロのような飛行を体験できる」という。高性能センサー搭載で高画質な空撮も可能。価格は「Fly More コンボ(バッテリー×1)」143,000円、「Fly More コンボ(バッテリー×3)」は174,900円。

後述する新製品「DJI Goggles 3」と「DJI RC Motion 3」は、DJI Avata 2とペアリングして使用できる。

Avata 2は、前モデルよりも大きなイメージセンサーを搭載。1/1.3インチCMOS、超広角1,200万画素のカメラを採用。ダイナミックレンジが広がり、低照度環境でも優れた撮影性能を発揮する。155度のFOVを実現する超広角レンズにより、他の従来のカメラドローン映像とは異なる、ユニークな視点での映像や迫力の飛行映像を撮影できる。

カメラは、写真や最大4K/60fpsでのHDR動画に加え、2.7K/120fpsでのスローモーション撮影にも対応。10bit D-Log Mカラーモードに対応する。

激しい動きの飛行をしても、パワフルなアルゴリズムとDJIのフラッグシップ 安定化技術により、シャープかつ安定した映像を撮影できるという。RockSteady機能により、高速での飛行や強風下での飛行でも、全体的な映像の揺れを取り除き、HorizonSteady機能により、ドローンが鋭いターンをしたり、劇的に揺れ動いたりしたとしても、ドローンの撮影映像は常に水平をキープできる。

軽量の一体型プロペラガードを搭載。さらに機敏な動きが可能になり、狭い空間でも自由に動き回れるという。

予想外の出来事が起きた場合は、ロックボタンを押すとドローンを停止できる。バッテリー残量が低下した際や信号ロストが発生した際には、自動RTH((Return-to-Home)機能が起動する。デュアル魚眼センサーにより、低高度や屋内でも、優れた安定性と安全性を実現したとのこと。

ドローンが逆さまの状態でも、タートルモードを使えば、すぐに飛行を再開可能。逆さまの状態のドローンは、自動的に自身でひっくり返り、離陸時のポジションへと戻ることができる。

最大飛行時間は23分。PD急速充電に対応。迅速に充電して、すぐに飛行を再開できる。新しくなった2WAY充電ハブは、集電機能を搭載し、複数のバッテリーの残った電力を、残量の一番多いバッテリー に移動。窮地の状況でも予備バッテリーとして使用できる。

46GBのストレージを搭載。1080p/60fpsなら約90分間の動画を保存できる。Wi-Fi接続で、スマホへファイルをクイック転送可能。Wi-Fi経由でDJI Avata 2をLightCutアプリに接続すると、撮影した動画をアプリ上で直接編集でき、アプリから動画をダウンロードする必要もない。

Goggles 3を装着。手にしているのがRC Motion 3

HMDのGoggles 3は、視度調整に対応し、2枚のマイクロOLED画面を搭載。マイクロOLED画面は、10bit エンハンス表示、100Hzリフレッシュレートと超低遅延映像伝送に対応。両眼カメラを搭載し、周囲の映像を捉えて画面上に表示できる。同時に、周囲の映像に重ねて、機体からのライブ映像を表示、パイロットは、ゴーグルを取り外さなくても簡単に周囲の状況を確認できる。

RC Motion 3を組み合わせると、「初心者でも、フリップ、ドリフト、ロール等の従来なら難しい操作も、簡単に実行できる。RC Motion 3のジョイスティックを倒すだけで、大空を飛び回ったり、ダイブしたり、ロールしたりしながら、大迫力の映像を撮影できる」という。