LG、マイクロレンズアレイ有機ELのゲーミングモニタ。26.5～44.5型
44.5型「45GS96QB-B」
LGエレクトロニクス・ジャパンは、マイクロレンズアレイ採用の有機ELパネルを搭載したゲーミングモニター「LG UltraGear OLED」4モデルの予約販売を、4月5日より開始した。ラインナップは26.5型、31.5型、33.9型、44.5型で、いずれも価格はオープンプライス、店頭予想価格は15万円前後から。
発売済みの39型「39GS95QE-B」
直販サイトでは、26.5型と33.9型は4月20日から、44.5型は5月2日から順次出荷予定。31.5型は入荷通知を受け付けている。同じくマイクロレンズ採用の有機ELパネル搭載モデルとしては39型「39GS95QE-B」がすでに発売されている。
44.5型「45GS96QB-B」
マイクロレンズアレイを採用したことで、2023年モデルから輝度が30%向上。ピーク輝度1,300cd/m2を超える高輝度と、有機ELならではの黒表現により「余裕のある輝度幅が、より繊細な色表現を可能にし、極めてナチュラルで鮮烈な映像」が楽しめるという。「DisplayHDR True Black400」認証も取得した。
33.9型「34GS95QE-B」
全モデルとも、0.03ms(GTG)の応答速度を実現。240Hzリフレッシュレートにも対応し、よりくっきりとした映像を表示できる。26.5型を除く3モデルは「VESA ClearMR 13000」認証も取得している。
遅延を最小限に抑えるDASモードや、ティアリング・スタッタリングを抑えるAMD FreeSync Premium Pro テクノロジー、NVIDIA G-SYNC Compatibleに両対応。
暗いシーンや暗部に隠れるターゲットを見やすくするブラックスタビライザー、フレームレートを表示するFPSカウンター、画面中心に十字マークを表示するクロスヘアなど、さまざまなゲーミング機能も利用できる。
全モデルともHDR 10に対応。色域はDCI-P3を98.5%カバーし、ハードウェアキャリブレーションにも対応した。
26.5型「27GS95QE-B」
表面はアンチグレアだが、一般的な液晶のアンチグレアとは異なり、偏光子を使用することで、「有機ELの黒再現力を極力まで守りつつ、蛍光灯や太陽光などの光源の映り込みを抑える」という。背面には、ゲーム画面や音響に合わせて光るアンビエントライトも搭載。
入力は全モデルともHDMIが2系統とDisplayPort×1。44.5型を除く3機種はUSBアップストリーム(USB3.0)×1、USBダウンストリーム(USB3.0)×2を搭載。44.5型はUSB Type-CとUSBダウンストリーム(USB3.0)×2を備える。
31.5型「32GS95UE-B」
31.5型のみパネルから直接音声を出力する「Pixel Sound」に対応。44.5型は7W×2chのスピーカーを内蔵する。そのほかのモデルはスピーカー非搭載だが、全モデルとも4極ヘッドフォン端子を備える。
さらに31.5型はゲームの目的や世界観にあわせて、解像度とリフレッシュレートを切り替えられる「VESA Dual Mode」を使用できる。グラフィック重視のRPGやMMOでは3,840×2,160ドット/4K、240Hzで、速度重視のFPSやスポーツゲームは1,920×1,080ドット/フルHD、480Hzで、といった使い方もできる。
また表示全体をひと目で視認したいゲームでは、フルHD解像度では全画面または27型や24型の表示サイズに切り替えることもできる。
画面解像度は26.5型が2,560×1,440ドット、31.5型は3,840×2,160ドット。33.9型と44.5型は3,440×1,440ドットで、800Rの曲面型21:9ウルトラワイドディスプレイとなっている。
スタンドを含めた外形寸法と重さ、消費電力量は次のとおり。
26.5型「27GS95QE-B」604×258×464～574mm(幅×奥行き×高さ)、7.35kg、37.7W 31.5型「32GS95UE-B」
714×279×507～627mm(同上)、9kg、55W 33.9型「34GS95QE-B」
784×279×466～586(同上)、9.3kg、48W 44.5型「45GS96QB-B」
993×363×538～648mm(幅×奥行き×高さ)、11.3kg、56W
