フロリダ大のジャック・カグリオーン【写真:Getty Images】

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投げては3勝+防御率1.65…打っては打率.402+12本

 フロリダ大学のジャック・カグリオーン内野手が、投打で躍動を続けている。24日(日本時間25日)のルイジアナ州立大戦では「3番・投手兼DH」で先発登板。投げては7回3安打2失点、打っては逆方向に豪快な一発を放つと、26日(同27日)のフロリダ州立大戦でも逆方向に今季12号を放つ活躍を見せ、米ファンも「こんな選手見たことない」「大学史上最高の選手」と絶賛だ。

 カグリオーンは今年のMLBドラフト1巡目候補と目されている有望株。2024年はプレシーズン最優秀二刀流選手、2023年はABCA(米国大学野球コーチ協会)年間最優秀野手、ジョン・オルルド賞(年間最優秀二刀流選手)ファイナリストなど数々の受賞歴を誇り、ドジャース大谷翔平投手以来の二刀流選手としても注目を浴びている。

 身長195センチ、体重113キロの堂々とした体格を誇り、打者としては長打力が自慢。昨季は33本塁打を放ち、バットの反発係数が2011年に定められて以降の全米体育協会(NCAA)シーズン本塁打記録を更新すると、26日(同27日)には直近5試合で5本目となる今季12号。打率.402、OPS1.254と驚異的な打棒を披露している。

 一方で投手としては、昨季は18登板で7勝4敗、防御率4.34だったが、今季は5試合に先発して3勝0敗、防御率1.65と急成長。10日(同11日)のセント・メリーズ・カレッジ戦は6回を9奪三振、無安打無失点の“ノーノー投球”を披露。球速も最速100マイル(約161キロ)を計測するなど、着実にステップアップを続けている。

 今季の投打の活躍にはファンも大興奮。フロリダ大公式X(旧ツイッター)が12号の映像を投稿すると、「こんな選手見たことない」「大学史上最高の選手」「力感マシマシのオオタニサンかな?」「この打球が本塁打になるのか?」とコメントが寄せられた。

 カグリオーンは「(大谷は)私の最大の目標。この活躍をMLBで成し遂げていることは、クールなこと。自分も(二刀流を)やりたい」と、メジャーでの二刀流を目指している。“大谷翔平2世”としての活躍に今後も注目が集まる。(Full-Count編集部)