複数の女性に性的暴行したなどとして逮捕起訴された中国四国管区警察学校の元警視正（当時５８歳）が、２月１７日に留置先の広島中央警察署で自殺を図ったとされる問題で、担当の警察官が目視を怠っていたことが明らかになりました。

広島県警によりますと、最後に生存が確認された午後７時ごろから約１時間、担当の警察官が決められた回数を巡回していましたが、元警視正の姿を目視していなかったということです。

元警視正はその後トイレでももひきを首に巻いた状態で見つかりました。

県警は再発防止策として、留置者の動静確認をより一層徹底するとともに、自殺の兆候を感じたら言動などありのままを報告するように指導していくとしています。