2月29日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、俳優の角野卓造さんがご来店! 最初のコーナー「今日のA定食」では、今角野さんが一番好きな「お酒の仕事」について、角野さんがテリトリーとしている京都のお店などについて語っていただいた。

邦丸「去年の9月にお越しいただいた時は、角野卓造さんプロデュースの居酒屋『ソラマチ横丁』の話題を中心にお送りしました。その時もちょっと話題に出ましたが、京都に移住した俳優の近藤芳正さん……今、朝ドラの『ブギウギ』に出ていらっしゃいますが」

角野「そうなんです。マネージャー役で。昨日、辞めるって言ってましたね(笑)」

邦丸「その近藤芳正さんとひたすら京都を飲み歩く番組、KBS京都テレビ『おやじ京都呑み』が放送されていまして、今週日曜日夜7時からは第10回が放送と。番組のホームページに、放送されたワンシーンがいくつか出てますけど、ホントにいい顔してますね?(笑)」

角野「いやあもう、一番得意なパターンですから(笑)、なんせ。好きな店行って好きな酒を飲むと。あとは勝手なことを喋ってんですからね!(笑)」

邦丸「角野さんは京都がほとんどテリトリーになっていまして、年間60日以上は京都に居ると。京都だから撮影所で仕事か? っていうと、そういうわけじゃ無いと」

角野「したことないんですよ(笑)」

邦丸「ガーハッハッハッハッハッ!」

角野「実は一昨年の暮れに初めて松竹の撮影所の門をくぐった。『湯道』って映画でね。感動しましたよ!『ああやっと松竹の門がくぐれた!』。東映さんはまだやったことがない」

邦丸「あっ、そうですかっ! じゃあ卓造さんが京都で何をしているかというと、ライフワークにもなっています『飲み歩き』ですか」

角野「京阪神で売られている『Meets』という雑誌がありまして、そこに『予約一名、角野卓造です。』というページをいただいてるもんですから、毎月1軒1軒お店を紹介させていただいてるわけなんです」

邦丸「私、1冊目の『予約一名、角野卓造です。』という本で、新京極でしたっけ」

角野「どこのお店の話かわかっちゃう、それで。『蛸八』でしょ?(笑)」

邦丸「『蛸八』! この本に書かれている『蛸八』さんというお店。これがまあ……」

角野「感動しますよね。カウンターだけで10人ぐらいかな? とにかくビチッと。肩が触るんじゃないかってぐらい詰めて座るぐらいなんです。またその狭さが良かったりもするんだろうね。ここは京都の地元の方が行く店だったんで、旦那衆とか、みんな顔馴染みみたいな感じで。最初は恐かったもん、ホントに(笑)。で、『グジ』とか、『カツオ』とかって書いてあるだけで、何がどうなったってことは書いてないから、隣の人が『あ、グジがあるんやったら、焼いてもらおか』とかいうんで、『あ、そうやって頼むんだ』と思って真似してね、『グジ焼いていただけますか?』(笑)。そういう店だから『勘定はいくらかな?』って思うじゃないですか」

邦丸「私も初めて『蛸八』さんに行って、『スッポン、入ってますよ』って言われて。『いやスッポンって言ったら高いでしょ!』と言って。で、一緒に行った今の文化放送の営業部長が、『俺持ちますよ』と言って。なんか当たったらしいんですよ、ボートレースで(笑)。それでスッポンを頼んで……美味しかったぁ!」

角野「全部美味しいですけどね。ところがね」

邦丸「お勘定お願いしますと。そしたら2人で結構いただきました。確かあの時の勘定が、八千いくらだったかな? 何品出たかわかりませんけども」

角野「なんてリーズナブルな! お2人ででしょ?」

邦丸「『間違えてませんか?』って言ったら、『いや、うちとしては全然』っていう(笑)。角野卓造さんの本『予約一名、角野卓造でございます。【京都編】』のパート1には、その『蛸八』さんも出ておりますので、よろしかったらご覧ください」

この後のコーナーでは、卓造さんのお酒のお供にもなった、フリーアナウンサーの加納有沙さんも加わって、お酒の話がにぎやかに展開した。