TOKYO, JAPAN - MARCH 17: Naoki Yoshikawa #0 of the Yomiuri Giants throws to first base during an exhibition game against the Seattle Mariners for the 2019 Opening Series at the Tokyo Dome on Sunday, March 17, 2019 in Tokyo, Japan. (Photo by Alex Trautwig/MLB via Getty Images)

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堅守で知られる吉川はさらなる飛躍が期待されている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 4季ぶりのV奪回を目指す巨人に待望の助っ人が現れた。

 2月16日からスタートした沖縄二次キャンプにあわせて、新外国人野手のルーグネッド・オドーア(前パドレス・30)が来日、入団会見を行い、当日の練習から早速元気な姿をアピールした。

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 オドーアにかかる期待は大きい。メジャー通算178発の長打力に加え、チームでは右翼構想となっているが、本来は内野手とあって、主力に故障者が出たときにはバックアップ要員としての役割も果たせる。

 阿部慎之助監督は打順に関して6番起用を示唆、豪快なスイングが売りの助っ人に対し、ある程度の三振も許容するなど、幅を持って起用する方針を示している。

 そしてクリーンアップといえば、3番・坂本勇人、4番・岡本和真の固定が明言される中、気になるのは5番に誰が入るのかという点。

 指揮官は、3、4番に長打力が期待される2人が入ることで5番にはバント含め、チーム打撃をしっかり行える万能型の選手を求めている。

 候補の一人と見られているのは堅守が持ち味の吉川尚輝にもある。二塁手としての鉄壁な守備は知られており、今季もレギュラーとして飛躍が期待されている。昨季は132試合に出場、打率・256、7本塁打、36打点、11犠打をマーク。一方、得点圏打率も・286とチーム上位にいるため、勝負強さを発揮することも期待されそうだ。

 ほかにも5番候補のダークホースとして注目されているのは、巨人在籍6年目を迎えるベテランの丸佳浩だ。今キャンプでは秋広優人らと争う左翼争いにも目が向けられている。

 昨季は121試合出場、打率・244、18本塁打、47打点と巨人移籍5シーズン目において、キャリアワースト。スタメンを外される機会も多くなり、再度の巻き返しが期待されている。

 ただ広島でリーグ3連覇、巨人でもリーグ連覇に貢献と豊富なキャリアを持ち本来の持ち味は勝負強さにもある。指揮官とすれば再起を願う意味で5番を託す選択肢は出てくるかもしれない。ほかにも昨年ブレイクした秋広優人なども5番候補の一角に入りそうだ。

 いずれにせよ、今後オープン戦などの実戦を含め各選手のパフォーマンスを見て、「2024年版最強打線」は固まっていくと見られる。この時期は自分なりの開幕オーダーを想像していくのもファンの楽しみの一つとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]