業務スーパーで販売されている『うま紅 天然紅鮭定塩フィレ(甘口)』をご存じでしょうか。

ロシア原産の冷凍紅鮭。低濃度の食塩水に漬け込んで塩分を浸透させる、定塩加工がされた半身フィレです。程よい塩気としっとり柔らかな食感で、焼き魚でも煮物でもおいしく仕上がる一品ですよ。



『うま紅 天然紅鮭定塩フィレ(甘口)』は1,393円(税込、税抜1,290円)で販売中。冷凍紅鮭が1枚入って、内容量は未記載。編集部での実測値は約720gでした。

紅鮭の原料原産地はロシア。販売者は安心の冷食大手ニッスイ、製造所はカネヒロ(北海道の水産加工会社)。

参考までに、実測値から計算するとコスパ(単価)は100gあたり約193円。紅鮭は一般スーパーだと250〜300円/100g程度ですから、しっかりお手頃感があります。

ちなみに業スーでは、同じニッスイの『うま紅 天然紅鮭 甘口 4切』(180g・375円・約208円/100g)などもラインナップされています。グラム単価では本品のほうが僅差で安めですね。

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基本は解凍して好きなサイズに切り分けるだけ。ウロコはごく少量しか付着していませんが、背骨は除去されていないため、人によっては下処理したくなるポイントです。

今回は冷蔵庫に1時間ほど置いた半解凍の状態で骨ごとカットしました。完全解凍してから切ると身が潰れやすいので、見た目を気にするならこの方法で。気にしない場合は冷蔵庫に3〜4時間ほど置いてからが処理しやすいかと思います。

本品は最初から塩味がついたタイプ。塩気の濃さは程よく、ほんのり軽い効き方です。味付けせずにそのまま焼くだけでも、ご飯のお供にちょうどよい香ばしさに仕上がります。

脂のりが良いのにクドさを感じさせない、紅鮭特有の上品な風味。控えめな塩味で旨みをはっきりと引き立てており、薄めのだしで煮込んで鮭大根にしてもおいしいですね。

ホイル焼きはもちろん、クッキングシートで包んでレンチンして包み蒸しにしても手軽に美味。口の中でほろっと崩れるような食感が楽しめます。

ほうれん草と一緒にクリーム煮やグラタンにするのもおすすめ。派手さはないけど品の良い風味なので、幅広いレシピに活用できます。

下処理に少し手間がかかる以外は、目立った欠点のない優秀食材。銀鮭を使った『塩鮭フィレ』(1枚・1,207円)より若干高いものの、活用度を重視するなら本品も魅力的な選択肢ですよ。

カロリーも確認しておきましょう。

『うま紅 天然紅鮭定塩フィレ(甘口)』は100gあたり122kcal(脂質 4.0g、食塩相当量 2.6g)。大きめに2切れカットすると100g程度になります。ごはん1杯(200g=約290kcal)と合わせた場合は約412kcalですね。

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