PSGでプレイしていた当時のブッフォン photo/Getty Images

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史上最高のGKの1人として圧倒的な評価を得ていた元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン。

2006年にはアズーリの守護神としてワールドカップも制しているが、ブッフォンは意外にもその長いキャリアでチャンピオンズリーグを制した経験がない。ユヴェントス時代にファイナルへ進むなど近づいたことはあったが、最後まで欧州の頂点には届かなかった。

そんなブッフォンには、キャリアの中で後悔しているシーズンがあるという。それがパリ・サンジェルマンで過ごした2018-19シーズンだ。

セリエAで長くプレイしてきたブッフォンは2018年にPSG行きを決意し、そのシーズンのCL決勝トーナメント1回戦ではマンチェスター・ユナイテッドと対戦。1stレグはアウェイで2-0と完勝を収めたが、ホームでの2ndレグで1-3とまさかの逆転負けを喫してしまった。当時はまだアウェイゴールのルールがあったため、PSGはベスト16で敗退となったのだ。

「我々はチャンスを捨ててしまった。我々はメンタル面で混乱があった。おそらくキャリア最大の後悔だ。我々は非常に強いメガチームだったからね」(『GIVE ME SPORT』より)。

残念だったのは、FWネイマールを負傷で欠いていたことか。最終ラインにはチアゴ・シウバ、ダニエウ・アウベスもおり、2列目にはアンヘル・ディ・マリアと経験値も十分だ。前線ではキリアン・ムバッペもフィットしていて、メガチームだったのは間違いない。

PSGは悲願の欧州制覇を達成できないままでいるが、ブッフォンがゴールに構えていたあのシーズンもチャンスだったか。