伊藤涼太郎がダービーで同点FK弾 新潟時代の「デジャブ」に脚光「こんな同じことある?」
伊藤はヘンクとのダービーで後半45分に同点ゴール
ベルギー1部シント=トロイデンは現地時間1月28日、リーグ第22節ヘンク戦で1-1と引き分けた。
途中出場の日本代表MF伊藤涼太郎が土壇場で同点とする直接フリーキック(FK)弾を決めたが、アルビレックス新潟時代に決めた一撃を彷彿させると注目を集めている。
ヘンクとのリンブルフダービー、ホームのシント=トロイデンは前半2分に先制を許す苦しい展開。1点ビハインドの後半18分、日本代表MF藤田譲瑠チマに代わって伊藤が投入された。
すると、シント=トロイデンは後半27分に絶好機。右サイドを駆け上がったトーゴ代表DFフレデリック・アナヌーがペナルティーエリア内で倒されて、PKを獲得する。しかし、MFヤルネ・ステウカースのPKはGKに止められてしまい、こぼれ球に走り込んでいた伊藤のシュートも惜しくも枠を外れた。
後半40分、ヘンクはゴール前での小競り合いでメキシコ代表DFヘラルド・アルテアガが退場。シント=トロイデンが数的優位になり、ついに同点弾が生まれる。
後半45分、ペナルティーエリア左外から得たFKを、伊藤がGKの意表を突いてニアに直接叩き込み、1-1の同点とした。
スポーツチャンネル「DAZN」公式X(旧ツイッター)が、「伊藤涼太郎が芸術弾。意表を突く直接FKでゴール」と動画を公開。伊藤は「自分のゴールで追い付けたのは良かったけど、結果的に勝ち点3を取れなかったので悔しい」と振り返りつつ、この一撃が「見たことある」「デジャブ」「こんな同じことある?」とSNS上では注目を集めている。
伊藤は新潟時代のアビスパ福岡戦で、ペナルティーエリア左外からニアに直接FK弾を突き刺してゴール。伊藤本人も試合後、「過去に日本で取ったゴールに似ているというか、ボールをセットした時に最初はクロスを上げようと思ったけど、(相手)GKがすごく前に出て、僕のクロスをダイレクトでキャッチしに行くかのような姿勢が見えたので、ニアに打とうと思った。助走に入った瞬間にゴールを確信した」と振り返っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)