©︎IMAGO/Jan Huebner

 2020年よりハノーファーに在籍している室屋成は、実はチームのフィールドプレーヤーの中で最古参であり、それを超えるのは守護神ロン=ロベルト・ツィーラーより他にいない。29歳となった日本人サイドバックはこれまで、公式戦111試合に出場して4得点12アシストをマーク。今回メディアとの質疑応答のなかで改めて、ハノーファーでの経験や今後についても語ってくれた。

…最近テストマッチで主将も務めた:「あくまで代役ではありますがそれでも大きな驚きでしたし光栄でしたね。それに応えられていればと願っているところです。ピッチ上では特に何か変わるようなことはありませんが、それでも大きな驚きだったことは確かですね」

…FC東京からの加入:「2020年に欧州にきたとき、正直どれくら滞在できるかとか具体的な考えはありませんでした。欧州には多くのクラブがあり、非常に多くの移籍もあるので。そのなかで4シーズン目に入っていることを誇らしくも感じます」

…海外では唯一の所属クラブ:「ハノーファーは僕にとってとても特別なものです。みなさん親切にしてくださいますし、ドイツ語に苦労していても積極的にコミュニケーションをとってくれています。妻や息子含む私の家族はここハノーファーをとても気に入っていますよ」

…日本との比較:「東京とハノーファー、それは全くの別世界です。東京ではいつもたくさんのことが起こっていますが、ここでは比較的静かだと思いますね。正直ここまでとは思っていませんでしたが、僕や家族にとってはとてもいい事でした」

…日本への思い:「もちろん日本が恋しくなります。僕の故郷ですから。今年はクリスマスを日本で過ごせましたよ」

…食べ物:「妻は毎日和食を作ってくれていますが、僕はドイツの料理も好きですよ。特にシュニッツェルが一番のお気に入りです」

…前半戦はわずか3試合の先発:「開幕当初に負傷してしまい、欠場を余儀なくされてしまいました。そしてそのなかでチームはいいパフォーマンスをみせていましたし、そのなかで僕としては我慢と集中力を持って取り組む必要がありました。ライバルは何もデーム1人ではありません。みんながライバルなんです。その意識が僕たちに必要なことだと思います。もちろん誰だって全ての試合に出場したいと言う気持ちをもっているのですから」

…ライバルとの関係性:「デームは僕をサポートしてくれています。僕が理解できないことを説明してくれたし、僕はいつだって気楽に彼に質問することができます。本当に彼には感謝していますよ」

…右SBとしての役割:「僕の本職であり、ここからスピードをもって前に攻撃参加することも、守備面で対人戦からボールを奪うことも好きですね。ただ攻撃面ではまだまだ成長していかなくてはいけないものだとも思っています。得点についてもそうですが、何よりもアシストという点において。後半戦ではもっと結果を残していきたいと思います。」

…日本からきた若手、松田颯選手:「更なる成長をめざしていますよ。よくうちにごはんを食べにきてくれますし、彼にはドイツに家族がいないので最初の頃の自分を思い出しますね。そのときに原口元気選手が僕のことを助けてくれました」

…ドイツ語能力:「半年間ドイツ語コースを受講して基礎を学びました。同時に英語も上達しています。欧州のどこででもやっていけるようになりました。好きなドイツ語は「どんどん前に!」ですね」

…目標:「ハノーファーでブンデスリーガに昇格できれば最高です。ここには素晴らしい雰囲気、熱狂的なファンがいて気に入っています」

…日本代表について:「代表に選んでもらうためにはブンデスリーガでプレーしていく必要があると思います。もちろん監督から呼んでもらえればすぐに向かいますが、今はとにかくハノーファーのことに集中しています。あとは結果をみてみるだけです」