お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が昨年12月29日、YouTubeチャンネル『太田×石井のデララバ【公式】』で公開された動画「太田光『M1グランプリを語る! ヤーレンズは…』」に出演。『M-1グランプリ2023』準優勝のヤーレンズについて語った。

爆笑問題・太田光

○■ヤーレンズ・楢原真樹を絶賛

『M-1』最終決戦に残った令和ロマン、ヤーレンズ、さや香の3組は「どこが優勝してもおかしくなかった」といい、「俺はね、分かんなかった。ウケ的には令和ロマンかヤーレンズかと思ってたけど、どっちかはちょっと分かんなかったね」と振り返る太田。そして、「ヤーレンズはあんな達者だとは思わなかった。あいつ噛まないのすごいよ。ボケのほうね。俺なんか、今の漫才は噛み噛みなんだから(笑)。あんな早口でできない!」と、ヤーレンズの楢原真樹を絶賛することに。

また、石井亮次が「“噛む”っていうのは致命的なんですか?」と質問すると、太田は「致命的ですよ!」と断言しつつ、「特にヤーレンズのネタなんて、立て板に水でいかないと、『あっ噛んだ』って客に思われたら終わりだから。(テンポ・リズムが)おかしくなるし、自分も焦るし、余計にドツボにハマるワケですよ」と解説。

そして、「優勝を決めるような漫才っていうのはスポーツのようなもので。フィギアスケートみたいな、ああいうのをやってるのに近いんじゃない?」と持論を述べたうえで、出場する芸人に対して「大変だと思いますよ」としみじみと語っていた。

【編集部MEMO】

昨年12月24日にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送された『M-1グランプリ2023』。ファーストステージは、1位.さや香(出番順3番、659点)、2位.ヤーレンズ(出番順6番、656点)、3位.令和ロマン(出番順1番、648点)、4位.マユリカ(出番順5番、645点)、5位.真空ジェシカ(出番順7番、643点)、6位.カベポスター(出番順4番、635点)、7位.モグライダー(出番順10番、632点)、8位.ダンビラムーチョ(出番順8番、631点)、9位.シシガシラ(出番順2番、627点)、10位.くらげ(出番順9番、620点)という順位に。ファイナルステージは順位の高いコンビからネタ順を選択し、令和ロマン、ヤーレンズ、さや香の順番で漫才を披露した。審査員は山田邦子がヤーレンズ、博多大吉が令和ロマン、富澤たけしがヤーレンズ、塙宣之が令和ロマン、海原ともこがヤーレンズ、礼二が令和ロマン、松本人志が令和ロマンに投票、4対3で接戦を制し、令和ロマンが優勝した。