クレーンゲームに興じる大鶴肥満

　クリスマス直前。都内のゲームセンターでは、“プレゼント”を自らゲットするべくクレーンゲームに興じる親子連れで賑わっていた。

　そんな中、一人の薄毛の大男が、真剣な表情で美少女フィギュアをゲットするべく硬貨を何度もゲーム機へーー。ただならぬ雰囲気に周囲の客も思わず後ずさる…この男の名はお笑いコンビ・ママタルトの大鶴肥満だ。

「ママタルトは、霜降り明星や四千頭身と同じ、“お笑い第7世代”です。大鶴さんは、身長182cm、体重は189kgという巨漢で、見た目通りのボケ役です。ツッコミ役は檜原洋平さん。2人は漫才もコントもなんでもこなせる正統派で、若手のライブシーンを牽引しています。特に大鶴さんは、俳優の大鶴義丹が、かつて会見で語ったマルシアへの謝罪の言葉『まーちゃんごめんね』を略した『まーごめ』が持ちギャグ。このギャグをめぐるドキュメンタリー『まーごめ180キロ』という映画までつくられたほどです。

　M-1グランプリでは2年連続で準決勝進出を決めています。今年は、決勝進出とはいきませんでしたが、敗者復活戦の大本命の1組なのは間違いないでしょう」（お笑いライター）

　運命の敗者復活戦の直前に、なぜクレーンゲームに熱中していたのだろうか。

「緊張をほぐすためにやっていたんじゃないでしょうか。この日も3軒はしごしていましたよ。遠目にも目立つので、ここらへんのゲーセン好きの間では有名です。この日は、漫画『五等分の花嫁∽』のヒロイン、中野四葉のフィギュアなどをゲットしていました」（居合わせた客）

　ところが、その後挑んだ『ドラゴンボールZ』のフィギュアは、何度チャレンジしても失敗。敗者復活戦は“落とさない”でほしいけど……。