大谷を待ち受けるド軍の洗礼…エンゼルスとの決定的違いを元MLB選手が指摘「どう対応するかな」
元オリのアダム・ジョーンズ氏「エンゼルスのことなんて誰もブーイングしない」
米大リーグで今オフ最大の注目を集めていた大谷翔平投手の新天地が、ドジャースに決まった。同じロサンゼルスを本拠地にするとはいえ、今季まで所属していたエンゼルスとは注目度が大きく異なる伝統球団だ。2021年まで2年間、オリックスでプレーしたアダム・ジョーンズ氏は新たな“敵”の出現を指摘。「ショウヘイはブーイングされるぞ。彼はそれにどうやって対応するだろうね」と興味津々だ。
果たしてどんな光景が生まれるのか。米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」の公式YouTubeチャンネルに出演したジョーンズ氏は「誰かが言っていたんだけど、ショウヘイは初めてブーイングされることになると思うよ」と発言。エンゼルス時代との違いについて、こう続けた。
「ドジャースはブーイングされるからね。エンゼルスのことなんて誰もブーイングしない。勝てることは分かっているから。ショウヘイとマイク・トラウトが本塁打を放とうが倒せるからね」
大谷はこれまで、敵地の球場でも拍手で迎えられる稀な選手だった。投打二刀流という前人未到の偉業に挑み、成功させている過程が各球団のファンの心を打つのか、ニューヨークなどファンが厳しいことで知られる土地でも歓声で迎えられていた。ただ、今後はそうはいかないだろうと見ている。ジョーンズ氏は「ショウヘイはブーイングされるぞ。彼はそれにどうやって対応するだろうね」と大谷側の対策にも注目している。
また、10年総額7億ドル(約1014億円)という巨額契約について「ドジャースは20億ドル(約2843億円)くらい儲けるつもりなのだろう。全球団にそのチャンスはあったけど、いくつかの球団には日本のマーケットはないから全てがそうとは言えない。でもロサンゼルスはそれに当てはまる」と、西海岸にあることで太平洋を隔てた日本すら市場と見ていると指摘。「これからの10年間はとんでもないことになると思うよ」と、何を残してくれるのか大いに期待しているようだ。
(THE ANSWER編集部)