プレミアリーグでの出場時間も徐々に増えている遠藤。(C)Getty Images

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 プレミアリーグ前節のクリスタル・パレス戦でハーフタイム交代となり、酷評するメディアもあったが、遠藤航はリバプールで少しずつ存在感を高めている。フルアム戦では劇的な逆転勝利につながる同点弾をあげ、続くシェフィールド・ユナイテッド戦でもフル出場で攻守に貢献を果たした。
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 専門サイト『Anfield Index』は12月12日、「シュツットガルトからアンフィールドへの移籍で、彼はサッカーのレベルを大きく高めることになった。新たな国、言語、文化や大きく異なるスタイルの違いに溶け込むには、いつだって時間が必要だ」と、適応期間があるのは当然と報じている。

「ドイツのチームで活躍してきた選手たちがよく経験してきたことだ。ドイツのチームはポゼッションに苦しむことがしばしばで、試合の大半で最終ラインを深くして守る。リバプールでの攻守のパターンは、日本代表主将が慣れていたこと、古巣で担ってきたこととはまったく逆なのだ」

「前任者でワールドクラスだったファビーニョは、新しい環境に完全に馴染むのに、プレミアリーグ1年目の3か月以上を要した」
 
 さらに、同メディアは「(遠藤が)つなぎか控えとしての補強なのは明白だが、おそらくは今のリバプールが最も必要としている最終ラインの盾に彼がなりつつあることは否定できない」と続けた。

「エンドウがどれほど優れた選手になれるか、その上限があることは明白だが、これから彼は大いに補うことができると感じている」

 リバプールは14日のヨーロッパリーグでユニオン=サン・ジロワーズと対戦。前節LASK戦での遠藤のパフォーマンスについて、Anfield Indexは「対戦相手の水準から、そのレベルを測るのが難しいと言う人もいるかもしれない」と振り返っている。

「だが、大半がリバプールの選手として確立されているチームメイトたちの多くを上回り、卓越した出来だったことに感心する」

 加入当初から懐疑的な見方がある遠藤だけに、機会を手にするたびに結果を残すことが重要だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部