Microsoftは12月7日(米国時間)、Windows 11の最新のプレビュー版となるInsider Preview Build 26010をWindows InsiderプログラムのCanaryチャネル向けに、Insider Preview Build 23601を同Devチャネル向けにそれぞれリリースした。これらのビルドではさまざまな改善や新機能、既知の問題の修正が含まれているが、特に注目したいのはメモ帳(Notepad)アプリのアップデートだ。最新版のメモ帳には文字数カウンターが内蔵され、テキストファイル内の文字を素早く把握できるようになっている。

Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26010 (Canary Channel) | Windows Insider Blog

Announcing Windows 11 Insider Preview Build 23601 (Dev Channel) | Windows Insider Blog

Notepad2やNotepad++などのサードパーティ製の主要なテキストエディタには、テキストファイル内の文字数を数える文字数カウンター機能が備わっていることが多い。Windowsの組込みアプリであるメモ帳にはこれまでそのような機能は提供されていなかったが、CanaryおよびDevチャネルに展開されたメモ帳のバージョン11.2311.29.0からは、文字数カウンター機能が搭載されてステータスバーに文字数が表示されるようになった。

筆者が手元の環境で試したところ、半角・全角ともに1文字の文字数は「1」としてカウントされるほか、スペースやタブ文字、改行なども1文字としてカウントされるようだ。テキストを選択していない場合は全体の文字数が表示され、選択している場合には全体の文字数に加えて選択範囲の文字数も表示される。

メモ帳でテキストの編集中に文字数が把握できるようになった

文字数カウンターに加えて、Microsoftはエクスプローラからメモ帳での編集に簡単にアクセスできる機能を追加した。Windows 11の最新のビルドでは、エクスプローラで任意のファイルを右クリックすると、コンテキストメニューに「メモ帳で編集」の項目が追加されており、ファイルをメモ帳で直接開けるようになっている。

エクスプローラのコンテキストメニューに「メモ帳で編集」が追加された

上記のほかにも、Build 26010およびBuild 23601では、ウィジェットボードに表示するフィードをユーザーが選択できる新しい設定項目も追加されている。この機能はまもなくBetaチャネルにも展開される予定である。