『翔んで埼玉』海女コンビ、セリフもない役から大出世!小沢真珠&中原翔子、監督の信頼得て続編も大活躍
徹底した埼玉へのディスネタが話題を呼んだ『翔んで埼玉』で活躍し、続編『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』にも登場を果たす、千葉解放戦線の海女さんコンビ、浜野サザエ(小沢真珠)と浜野アワビ(中原翔子)の活躍の裏側を武内英樹監督と若松央樹プロデューサーが明かした。
サザエとアワビは、前作『翔んで埼玉』において、千葉解放戦線のリーダー、阿久津(伊勢谷友介)を2人1組でサポート。海のある千葉県の解放戦線メンバーらしく、囚われの身となった主人公・麻実麗(GACKT)の耳に貝殻をあて「海の音を聞け!」と迫る場面も話題となった。
続編でも続投した2人は、千葉解放戦線を代表するメンバーとして麗と共に海を渡り、予想外の活躍を見せることになる。その活躍について、若松プロデューサーは「サザエとアワビの2人は、前作であそこまでフィーチャーされるキャラクターではなかったんです。当初は名前もない役でしたから。撮影中に武内監督がどんどん好きになっていったんですよね」と告白。
武内監督も「前作では、埼玉解放戦線側の麗(GACKT)の部下として、若いイケメンが2人いたので、千葉解放戦線にも拮抗するような存在がほしいと思っていたんです。そこで小沢真珠さんにお願いしたところ、ほとんどセリフがない役なのに、それでもいいと快く引き受けてくださった。そこに中原さんも加わって、少しずつセリフも増えていったんです」と振り返る。
「そうしたら、中原さんがアドリブで『海の音を聞け!』って言ったのがバズって(笑)。最初に現場で聞いた時は、僕も何を言ってるんだかわからなかったです。GACKTさんの耳に貝殻をあてながら威嚇していて、もう何をやっているのかと(笑)。天才だな、この人って思いました。もう大ファンですね」
そうして武内監督の信頼を勝ち取った2人には、千葉からまさかの“大阪の女”になってしまう衝撃展開が待ち受けている。武内監督は「今回は“粉もん”を食って大変なことになるので、楽しみにしていただきたい」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』は全国公開中