飼い主の留守中にお酒を楽しんだ? ホワイトシェパードとシベリアンハスキーのミックス犬の“ジャック”は、飼い主が5年前に保護した犬という(画像は『mcgat 2023年11月18日付TikTok「I am Jack this holiday szn」』のスクリーンショット)

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アメリカでは23日の感謝祭を皮切りにホリデーシーズンに突入したばかりだが、このたびニュージャージー州で、ちょっと早めのホリデーを楽しんでしまった1頭の犬が注目されている。5歳の犬は、飼い主が留守中にお酒に手を出したようで…。飼い主がTikTokに投稿した動画とともに、米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

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米ニュージャージー州南部に住むメアリーさん(Mary)は、ホワイトシェパードとシベリアンハスキーのミックス犬“ジャック(Jack、5)”を飼っている。ジャックは5年前に保護したオス犬でかなりやんちゃな性格というが、メアリーさんが今月中旬、1時間ほど外出して帰宅するといつもと様子が違ったという。

メアリーさんは当時の様子を撮影し、TikTokに動画を投稿したところ、5日間の再生回数が3470万回を超えた。

動画では、ジャックがダイニングテーブルのそばにお座りしているのが分かり、メアリーさんが隣の部屋に転がっているベイリーズの瓶を拾い上げ、「これは空っぽ。もともと半分以上、入っていたはずだけど」と説明している。ベイリーズ(ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム)とは、アルコール度数が17度で、上品な甘さと濃厚な味わいが特徴的なアイルランド原産のクリーム系のリキュールで、どうやらジャックが飲み干してしまったようだ。

次にメアリーさんはキッチンに移動し、中身が3分の1以下ほどのウォッカの瓶を見せると「これはスクリューキャップがしっかり閉まっていないの。それに中身は半分以上が入っていたはずなのよ」とまくしたてた。

そしてカメラは再びジャックにズームインし、メアリーさんが「ジャック、歩いてごらんなさい。カモン! レッツゴー」と声をかけている。

ところがジャックは、2歩進むと足がもたついてしまいフラフラで、メアリーさんはクスクス笑いながらも「これは可笑しくもなんともないわ。だって私の犬が酔っぱらってしまって、どうしたらいいのか分からないのよ」と続けた。

なおメアリーさんは、この動画に「ホリデーシーズン中のジャック…。獣医のもとに連れて行って治療を受けたの。でも虐待したわけではないわよ」と言葉を添えていたが、視聴者は次のようなコメントを寄せていた。

「酔っ払いの犬なんて見たことがない。」
「ママがいない間にパーティをしちゃったのね。」
「翌日はひどい二日酔いだろうね。」
「実際に歩くまで、酔っぱらっていないふりをしているのが可愛い。10代の若者のよう。」
「かわいそうに。断酒のための地域の自助グループ『アルコホーリクス・アノニマス(AA)』を探さないと!」
「これだから家を留守にする時に、犬が自由に歩き回ることに賛成できないんだ。」
「犬が命を落としていた可能性もあるよ。これは赤ちゃんがいる家庭にも言えることだけど、お酒は手の届かないところに閉まっておかないと。」
「いったいどうやって犬がキャップを外し、床にお酒をこぼさずに飲んだんだ?」
TikTok動画のためならなんでもするさ。犬に故意にお酒を飲ませた虐待では?」
「笑いながら動画を撮るのではなく、まず獣医のもとに連れて行くべきだった。私だったら、この動画を公開するのは恥ずかしくてできないけどね。」
「いやいや、甘いベイリーズは美味しくてつい、飲んでしまったのだろうね。ただウォッカは舐めただけだったのではないかな?」
「これを『虐待だ』という人は、犬と飼い主の絆というのが分からないのでしょうね。ネガティブなコメントをする人の意図が分からない。」
「犬は大丈夫だったのよね?」

するとメアリーさんは翌日、TikTokを更新し次のように述べた。

「ジャックは大丈夫。お酒の瓶は2本ともキッチンカウンターの上にあって、ジャックはカウンターに隣接したベンチを使って上に乗ったの。それでベイリーズの蓋を噛み切ったのよ…。ジャックは私の子供のような存在だし、故意にお酒を飲ませたわけではないのよ。」

実はメアリーさんは動画を撮影後、動物中毒管理センターに連絡してアドバイスを仰ぎ、ジャックを獣医のもとに連れて行ったそうで、こう明かしていた。

「ジャックはそこで一晩入院して点滴を受け、朝7時には『元気で飛び跳ねているし、二日酔いもない』と連絡を受けたの。そうして引き取りに行き、自宅で48時間監視を続けたけど全く問題はなかったわ。」

ちなみにテックインサイト編集部からもメアリーさんに、ジャックが無事で安堵したことや、もうしばらくジャックの様子を観察しこれからも大切にして欲しいことなどをメッセージとして伝えている。

なお昨年8月にはトルコで、幻覚作用がある“マッドハニー(狂ったハチミツ)”を食べた子グマが救出されて話題となっていた。

画像は『mcgat 2023年11月18日付TikTok「I am Jack this holiday szn」、2023年11月20日付TikTok「Replying to @Jen Joly」』『RTÉ news 2022年8月11日付「Bear high on ‘mad honey’ rescued in Turkey」』『Woodside Animal Welfare Trust 2023年4月4日付Facebook「Canine alcohol withdrawal, a first for us.」』『Olive The Adorabull 2022年8月6日付TikTok「hanibulldog lecter」』『WhatsNew2Day 2020年6月8日付「Queensland Pug named Riley gets gastro after eating human shit filled with MAGIC MUSHROOMS」(Kasey Lee/Facebook)』『9GAG 2020年9月4日付「Dogs Went Harvesting With Owner, Couldn’t Resist The Fruit’s Calling」(EverydayKelly/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)