ソシエダでプレーする久保建英【写真:ロイター】

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ホーム&アウェーに加え、CL版ユニフォームも売り上げ好調

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、所属2年目の今季も攻撃を牽引している。

 その効果はピッチ上にとどまらず、ピッチ外でも多くの利益を生み出している。

 ソシエダ在籍2シーズン目の久保は、今季ラ・リーガで12試合に出場して5得点2アシストと突出したパフォーマンスを披露。9月の5試合では4ゴールを叩き出し、イングランド代表MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)ら実力者を抑え、ラ・リーガの9月月間MVPを受賞した。

 スペインを席巻するパフォーマンスを受け、欧州名門クラブへの移籍話が浮上。イングランド1部の名門マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド、リバプールのほか、スペインでは昨季まで保有権を保持していた古巣レアル・マドリードからの関心がたびたび報じられている。

 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「チャンピオンズリーグのユニフォームの熱狂」と見出しを打ち、ソシエダのユニフォームの売り上げが昨年比42%増を記録していると紹介している。

「ラ・リーガのユニフォームが80ユーロ(約1万3000円)、チャンピオンズリーグが85ユーロ(約1万4000円)と高価にもかかわらず、ユニフォームが支持されるようになったのはさまざまな理由がある。チャンピオンズリーグに復帰した一枚であり、そのストライプのデザインも魅力を引き立て、そして3種類ユニフォームが発売されていることも大きい。この売上アップはタケ・クボ抜きには語れない。地元の人々、特に若い人々の間でも、この日本人スターの引力は絶大だ」

 久保はピッチ内外で唯一無二の輝きを放っている。(FOOTBALL ZONE編集部)