『翔んで埼玉』続編は原作とどこが違う?
GACKTと二階堂ふみがダブル主演を務めた大ヒット映画の続編『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』(11月23日公開)は、原作とどこが違うのか?
魔夜峰央の漫画を実写化した映画『翔んで埼玉』の続編となる本作は、埼玉を飛び出し日本全土を巻き込む天下分け目の東西ディスり対決が描かれる。GACKT、二階堂、加藤諒、益若つばさらおなじみのメンバーが再集結する。さらに、杏、片岡愛之助、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、和久井映見、アキラ100%、朝日奈央、天童よしみ、山村紅葉、モモコ(ハイヒール)、川崎麻世、藤原紀香ら新メンバーが参加する。
前作は原作をベースにオリジナルの展開が加えられたが、続編はその世界観はそのままに、その先を描く完全オリジナルストーリーとなる。つまり、原作とはまるで違う物語ということになる。そのため、続編に初登場する“滋賀のオスカル”こと桔梗魁役の杏をはじめとする、新メンバーもすべてオリジナルキャラクターだ。
続編では、GACKTふんする麻実麗らが推し進める“日本埼玉化計画”が、日本全土を巻き込む東西対決へと発展する。埼玉と同じ匂いのする滋賀をはじめ、大阪、京都、和歌山など、関西勢のキャラの濃さに驚かされる。続編制作発表時、原作者の魔夜は「改めて言うが、正気かおまえら」と愛あるコメントをしていた通り、まさに正気の沙汰とは思えないディスり合戦を繰り広げる。
前作に引き続きメガホンを取る武内英樹監督は「続編だからこそできる、壮大なスケールでお届けする日本最高峰の茶番劇をお届けしたいと思っています」と宣言していたが、その言葉通りにスケールアップした“茶番劇”に期待したい。(今井優)